こんにちは、すきーやです。
いつもだとそろそろゴールデンウィークの予定とかでソワソワする時期ですが、今回は諦めて、台湾に行った気になる感じにしようと思います。
今回は台湾の南側、その名の通り『台南市』をご紹介します。
台南といっても一番南ではありません。台南の南に高雄市、屏東縣とあります。
台南への行き方
台北から台湾高鐵(台湾新幹線)で高鐵台南まで90分。台鐵台南駅までは各駅停車に乗り換えて30分ほどです。
初めて台南に行ったときに、新幹線降りると周りは何もないところでした。おかしいと思って色々調べてみると台湾鐡道の台南駅(町の中心地)と離れていることが分かって、移動に手間取ったことがありました。岐阜と岐阜羽島のような関係ですね。
台湾の新幹線は、中心地じゃないところを走っていますので、全般的に注意が必要です。また新幹線台南駅の台湾鐡道の駅名は『沙崙駅』です。これも混乱の元ですね(笑)
桃園国際空港からは、MRTで高鐵桃園まででて、そこから新幹線が便利です。
また時間はかかりますが、在来線(台湾鐡道)や長距離バスなども多くありますので、移動に困ることはありません。
高雄への直行便があれば、高雄からですとMRTと在来線で45分です。
台南の見所
台南は台北と比べて高い建物が少ないので空が広いです。
台南は古くから開けた街でポルトガル統治から日本の統治、そして中華民国となったので、建物が西洋と中国、日本の建築が複合したものが多くみられます。
以前の観光ではあまり写真を撮っていなかったので、映像少な目です。
赤崁楼(セキカンロウ)
台南で一番有名なところが赤崁楼だと思います。
以前は政治の中枢を担っていた建物です。ポルトガル統治から日本の統治と続いた所になるようですね。
街の中心部にありますので、観光にも行きやすく、建物自体ももヨーロッパ文化と中国・日本と感じる台南らしい施設ですね。
台南孔子廟
台湾に孔子廟は幾つかありますが、ここの孔子廟が台湾最古になります。
本殿?には孔子が祀られており、そしてここが当時の最高学府になるそうです。ここで受験や学業成就のお祈りをすると効果ありそうですね。
子曰、
「学而時習之、不亦説乎。有朋自遠方来、不亦楽乎。人不知而不慍、不亦君子乎」
安平古堡
台湾始まりの地の安平ですが、交通の便が悪く、中々きっかけがないため、実はまだ行ったことがありません。行きたいとは思うのですが、馬だ未踏の地となっています。
オランダ統治からの300年の歴史が感じられる城跡のようなものですね。
そのうち台南で時間をとって色々回りたいと思っています。
林百貨店
日本統治下で営業していた林百貨店が戦争で一部破壊されたものが2013年に改修されて物産販売のお店としてオープンして観光地化してします。
当時のエレベーターが稼働しており、ひとつの観光ルートになっています。
特にこれといった特徴はありません。
そして、大した写真もありませんでした(すいません)
台南のグルメ
台南は私が一押しするお店が幾つかあります。ミシュランの3つ星の基準に、このお店に行くために旅行を計画するレベルというのがありますが、まさにこれに値する(と思ってる)お店です。
西海岸活蝦之家
台南にしては少し高めです。何かのパーティとかで使う感じでしょうか。
台湾は海老とトマトが滅茶苦茶美味しいです。そしてここの海老は最高に美味しいです。
生け簀に海老がうじゃうじゃいます。
ここは胡椒海老が一押しですが、海老サラダも一押しです。
(胡椒蝦)
これが胡椒海老です。
鍋?に入った胡椒まみれの海老が蒸し焼きになってサービスされますが、そのままですと熱すぎるので、へりにこんな感じに引っ掛けて冷まして食べます。
かなりスパイシーですが、海老がプリプリというか、ブリンブリンで滅茶苦茶美味しいです。
あと、海老サラダはマストです。
(蝦サラダ)
甘いマヨネーズがぴったりです。素の海老をマヨネーズだけで食べる、海老が美味しくないとできない料理ですね。よくお代わりしちゃいます。
(胡椒四季豆)
インゲンの炒め物。箸休めにとても良いです。台湾は豆類や野菜は味が濃厚で美味しいですね。これも毎回オーダーします。
海老の塩焼き。スタンダードでそのままです。
海老の紹興酒漬け。海老しかないのでたまには変わった感じで頼んでみました。個人的にはどっちでもいいかな。
海老のニンニクピリ辛炒め。台湾の辛いのはかなり辛いです。飲み物がどんどん減ります。かなりスパイシーです。
海老つくね団子。まあ想像通りのものでした。ほかの海老が美味しすぎて、練り物にするとなんかもったいない感じがします。
トムヤムクンです(南洋海老鍋)
トムヤムクンの海老ですね。やっぱり海老が美味しいと何でもおいしいです。
『壺』いりのスイカジュースです。私はお酒がそんなに飲めないので、ほぼこれです。
スイカジュースってあっさりしているので、ごくごくいけて、食事の邪魔をしないがいいですね。
もちろん台湾ビールもあります。
料理メニューです。海老しかありません。
まあ海老を食べに行ってるのに、海老を食べないわけにはいきませんよね。
お店は奥まであってかなり広いので、予約なしでも大丈夫かと思います。
駅から少し離れていますので、移動はタクシーを使うのが良いですね。
上海華都小吃點心城
初めて台南に来た時に、海老を食べて台南の海老の美味しさに感激したお店です。
以前は評判が良かったようですが、最近は少し微妙かもしれません。口コミ見ると雑誌かミシュラングリーンガイド?か何かで紹介されて激混み?とか。
海老とトマトの炒め物
これを初めて食べ時に、海老がぷりっぷりでトマトとすごく合って、滅茶苦茶美味しかった。
小籠包
台南では美味しいほうだと思います。
海老チャーハン
海老が美味しかったので、海老チャーハン。味付けは薄めですね。
ほかの料理と一緒に食べるとよい感じかなと思います。
青菜炒め
空心菜です。シャキシャキして美味しいですね。台湾では外せません。
家豪鮮魚湯啤酒屋
Facebook繋がりの台南の知人に紹介してもらったお店です。
台南は海鮮が美味しいので、どこか良いところを教えてくださいって言ったら、ここをお勧めされていきました。ちょうど泊まっていたホテルのすぐ近くでしたので。
熱炒といわれる、いわゆる居酒屋さんです。
これだけ頼んで2000円弱ですね。サンマは180円ぐらいです。
メニューと料金です。注文は記入して渡すので、会話できなくてもなんとかなります。
台南度小月担仔面
台南で一番有名なお店といえば擔仔麵の度小月ですね。ここは赤崁楼のすぐ隣にあります。量も少なめですので、散策で小腹が空いたときに丁度いい感じです。
これが担仔麺で卵付きです。
台南でイベントがあったときに、パーティで度小月擔仔麵の中正旗艦店を利用しました。
ここでも擔仔麵が出ました。これが本家本元ですかね。
台湾のパーティーででる料理って滅茶苦茶多いんですよね。食べきれないぐらい出すのが普通だそうです。中国系って残すが当たり前(マナー)らしいので、わかる気がします。
前菜の盛り合わせ
海鮮の何か
スープ(下水湯)かな。下水ってモツのことです。
デザートは、豆花ですね。台南が発祥とかきいたことがあります。
ほかにも沢山あったのですが、食べることに夢中で途中撮り忘れていました。
そろそろデザートにしましょうか。
台南はマンゴーの一大産地です。そのため、時期になるとマンゴー一色になりますし、フルーツも美味しい!
台南でマンゴーを堪能するのでしたら、産地の玉井地区に行くのがお勧めです。しかしながら私はまだ行ったことがありません。町から片道1時間30分ほどかかるので、滞在していかないとだめですしね。中々その機会がありません。収穫時期の玉井には一度行ってみたいです。
そんな台南で一押しのマンゴーかき氷のお店がこちらです。
裕成水果行
愛文マンゴー(アップルマンゴー)が主人公です。
このお店は夜中1:00まで営業していますので、遅く到着した時でも、夕食後でも〆のマンゴーが食べられますのでとても良いです。
1つが結構なボリュームですので2人でシェアしてよい感じです。ちゃんとスプーンを2つ差してくれます。
時期が早かったり、不作の時はミックスしかない時もありますので、タイミングには気を付けましょう。
マンゴーが食べられるもう一つのお店です。こちらは玉井だけではなく、屏東あたりからも仕入れているのかな。裕成水果行でマンゴーが無かった時も食べられました。
栄興水果店
こちらはシンプルなマンゴーかき氷です。
フルーツ屋さんのマンゴーかき氷ですね。
フルーツ盛りです。パイナップルの芯が食べれます。ここで知りました。
こちらは愛文マンゴーです。種ごと出してくれますので、かぶりつけます(笑)
こちらは土芒果(土マンゴー)と呼ばれる台湾の在来種だそうです。田舎にいくと道路わきに生えてるそうです。日本の柿の木みたいなものでしょうか。
愛文マンゴーより小ぶりですが、味の濃い知る人ぞ知るマンゴーだそうです。
確かに濃厚で、ちょっとすじっぽいですね。これはこれでいけるかも。
愛文マンゴーより時期が早いので、4月に食べれるマンゴーですね。
台南の夜市
さてお腹も膨れたところで、夜市に行きしょうか。
台南には花園夜市、大東夜市、武聖夜市、小北成功夜市の4大夜市があります。
それぞれ営業している曜日が異なりますので、間違えると悲しいことになります。
月曜(一) 大東夜市
火曜(二) 大東夜市・小北成功夜市
水曜(三) 武聖夜市
木曜(四) 花園夜市
金曜(五) 大東夜市・小北成功夜市
土曜(六) 花園夜市・武聖夜市
日曜(七) 花園夜市
私は花園夜市と大東夜市に行きました。週末は花園夜市ですので、西海岸活蝦之家で海老を堪能した後、花園夜市まで歩いて20分ほどですので、定番のルートになっています。
路面店はなく、すべて屋台ですので間違ってくると何もありません。
初めて来たときは、台風の日に来たため、20軒ほどしかやってなくて悲しい目にあいました。
大東夜市だけは少し離れており、台南駅を挟んで反対側になります。
夜も更けてきましたので、今日はこの辺で。
番外編:台湾歴史について
ところで、台湾は親日という話が良く出てきます。
東日本大震災で巨額の義援金を送ってくれたりは日本では知らない人はいないと思いますが、日本から99年の台湾中部地震や、南部地震とかで支援したとかありましたが、台湾行きだして台湾の歴史とかを調べているうちに色々わかってきたことがあります。
難しい話や政治の話はさておき、台湾の日本統治時代は、日本国として教育やインフラ整備なんかをやってたことが、親日の土台になっているようですね。
特に台南や隣の嘉儀あたりは親日感が強いんだと思います。
それは嘉南大圳(カナンダイシュウ)や烏山頭ダムの功績が大きいなと思います。
ずっと前から行きたいのですが、嫁さんが興味を持たないのでいけてないので、そのうち絶対に行こうと思っています。
八田与一さんの功績は調べれば山のように出てきます。しかしながら私がこのことを知ったのは、ほんの5~6年前です。日本人として知っておくべきだなと思いまして、改めて紹介だけしておきます。Wikiでざっとわかりますね。
また、台湾で作られた映画で『KANO 1931海の向こうの甲子園』があります。戦前の台湾の嘉義農高が甲子園で決勝まで進むという話の実話なんですが、この映画の中でも嘉南大圳の話や大沢たかおさん演じる八田与一さんが登場します。甲子園とは関係ないけど、重要なポイントで触れられています。
どんだけ尊敬されてるんだろうって感じですね。
KANOの監督と李登輝(元台湾総統)さんの対話で台湾と日本の関係について話されています。お時間があれば是非。
そして、この監督の前作が 『セデック・バレ』で、1930年の台湾で起きた抗日事件の霧社事件を題材にした映画です。
かなり長い映画でしかもストーリーが重いので、続けて見るとどっと疲れます。
でも、こういうバックボーンの上に日本との関係があり、今に繋がっているんだなと思えて、それまで以上に台湾が好きになりました。
今ならAmazon Prime Videoで見れますね。ぜひ!
最後までお読みいただきましてありがとうございます。
それにしても食べ物の写真はたくさんあるのに、観光地の写真はほとんどありませんねぇ(笑)そんな感じ。
セデック・バレ 第一部:太陽旗(字幕版)
セデック・バレ 第二部:虹の橋(字幕版)
KANO~1931海の向こうの甲子園~(字幕版) 字幕ですが大半が日本語です。