こんばんはすきーやです。
先日はペルセウス流星群でしたね。見られた方はいらしゃいますか?
愛知の私の住んでいるエリアは0時前後はうっすらと雲が出ていて微妙な感じでした。
でも折角なのでカメラ片手に流星群を見てきました。カメラは30秒露光を繰り返しながら、ぼーっと1時間ほど星空を眺めてましたが、1回だけ結構はっきりとしたものが見れました。
撮影は残念ながら、撮影後のノイズリダクション処理中でしたので、撮れていませんでした。
1時頃には雲も少し薄れてきましたが、月も上がってきたのと、元々1時間だけ出てくるわと出掛けたので撤収しました。
住宅地だと周りが明るすぎて星をみるには厳しいですね。兵庫の実家とか、昔住んでた長野とかは満天の星が見えてたのですが。
左上にWのカシオペア座があり、その右下辺りが放射点です。心の目で見れば見えるかも?
さて、先日長野に行った際にも宇宙を感じてきました。
長野県の臼田町(今は佐久市に合併)に臼田宇宙空間観測所という、日本最大の64mの電波望遠鏡?があります。
長野に住んでいた頃は、年に数度行ってたのですが、今回25年ぶりぐらいに行ってきました。
JAXA 臼田宇宙空間観測所
臼田は宇宙の町として、ロケット基地(笑)とか作ってます。
平成元年頃にふるさと創生1億円事業で建てたそうです。
さて、向かいますが佐久駅から30分ぐらい走って山の中に突入します。
こんな道を進んでいると、先日の大雨で道路が崩れて復旧作業中の現場に出くわしまた。
そして目的地到着です。
ちょうど着いたタイミングでパラボラの向きを移動中でした。超ラッキー。
回りながら、パラボラを天に向けてました。もう10回以上来ましたが、がっりつ動いたのを見たのは初めてだったかもしれません。
正直これだけなので、10分もすると飽きるかなと思ってたんですが、嫁さんにも意外に好評で1時間ほどブラタモリしてました。
天気が今一なのが残念でした。青空に結構映えるので。
Google Mapで見ると真上を向いていますね。
昔の写真を引っ張り出してきました。
冬の時期(見学は出来ません)に行きましたが、チャレンジャーでしたね。正面にこれが見えると結構インパクトありませんか?
全体のマップです。左の建物は立ち入り禁止です。
元々はハレー彗星が接近したときに世界で観測体制を作るために日本はこの臼田の施設を作ったそうです。
ここは、いわゆる電波天文台ではなく、送信設備ももっており、深宇宙の人工衛星などとの通信も行っています。
ボイジャーとか、はやぶさとの通信を担っていたのは有名な話です。
また、90年代にはSETIプロジェクト(宇宙人とコンタクトしよう)みたいな事にも使われていたそうです。
現在はJAXAが管理運営しています。以前は東大の研究施設だったのが、宇宙科学研究所になり、JAXAに統合されたと聞きました。
JAXAになってから、設備とか綺麗になった気がしてます。
施設見学について
見学時間は10時~16時となっています。
行くのに結構時間かかりますので、遅い時間に行かないようにしましょう。
時間になるとゲートが閉まりますが、外から見ることは出来ます。
見学時間に入るときはここで、受付があります。コロナ対応で代表者が連絡先を申告します。
となりに展示施設があります。
しかし、コロナ禍で施設はクローズされています。
窓越しに除くと、はやぶさシュミレーターとか、施設の解説があります。
この施設も36年ものですので、すぐ近くに新しいパラボラを建築中(運用は開始している模様)です。今年の年末に予定されているはやぶさ2の帰還プロジェクトはこの新造アンテナが使われるそうです。
現在の64mから54mに小型になりますが、性能は倍増するとか。
新施設は直線距離で1キロちょいですが、道は別なのでぐるっと回る必要がありますが、蓼科スカイライン沿いなので行きやすくはなりますね。
蓼科スカイラインもよく通りましたが、この先(南側)には蓼科仙境都市という別荘地がありますが、斜面に別荘が張り付いてて結構壮観です。
バブルの遺産って気がします。
惑星模型
アンテナの南側には100億分の一の模型があります。
太陽から始まって
水星。ちゃんと小さい模型がついています。
木星はこのぐらい。
木星から太陽とか見るとこんな感じ。
敷地面積の関係で木星までしかありません。
海王星までつくると、この距離の6倍必要なので、とんでもない敷地が必要ですね。
入れるのは途中までで、この先は関係者のみです。
ハレー彗星追跡の頃はたぶん研究者が泊まり込んでたんでしょうが、今はリモートで対応しているそうですね。
国立天文台 野辺山宇宙電波観測所
臼田から南に40分ほど走ると、野辺山に野辺山宇宙電波観測所があります。
こちらは国立天文台の施設で臼田のとは別の管理になっています。
こちらの施設は45mの電波望遠鏡など一部の設備は稼動中ですが、幾つかは使用を終えているものもあります。
見学について
見学は8時30分~17時です。
こちらでも入場手続きが必要です。名前書いてポストに入れるだけですが。
こちらの施設は、宇宙から届く微弱な電波を観測する関係で電波を発信する機器の使用は制限されます。
ちゃんと守りましょう。スマホは機内モードにすれば良いですね。
国立天文台の施設です。ハワイとかチリにもあります。チリに巨大な設備が展開されていますね。
野辺山はこのミリ波干渉計で有名で知ってたんですが、現在は役目を終えてオブジェになっているそうです。
10mのパラボラを並べて配置することで、仮想的に数百メートル規模の電波望遠鏡として使えるそうです。
現在6基あるそうです。この6基が連動して動くのを見たかったです。
こちらは太陽観測用のヘリオグラフ。
T字に何十台も並んでいます。
名古屋大学なんですね。
こちらも展示棟はクローズ中でした。残念。
野辺山には45mの電波望遠鏡があります。
こちらは観測専用のパラボラです。
大きさを体感できるように45mの線が引かれていました。
JR最高地点
野辺山にはJRの最高地点と、最高地点にある駅があります。駅と最高地は少し離れています。
ちょうど踏切になっているので、柱とか石碑とか、お店とか色々あります。野辺山に来られた際には立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
これからの時期、星に関するイベントもあります。星空を見に行くところは密にもなりにくい上に、ストレスを発散させるには良いかなと思います。
今年の12月のふたご座の流星群は、12月14日の夜にピークを迎えるうえに月がほぼ新月のため、雲さえなければかなりの好条件になる模様です。
https://www.nao.ac.jp/astro/sky/2020/
そんな感じ。
最後までお読みいただきありがとうございます。