すきーやの休日

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 マイ・フェイバリット長野 第2話 『日本最初の山岳リゾートの上高地』

 こんばんは、すきーやです。

 

 前回から始まった、シリーズ『マイ・フェイバリット長野』の2話目です。

 今回は『日本最初の山岳リゾートの上高地』です。

 

 

上高地について

 標高1500mに位置する上高地は長野県と岐阜県の県境あり、穂高連峰、槍ヶ岳への登山ベースにもなっています。

 明治時代にイギリスのウォルター・ウェストンが日本のアルプスとして山岳リゾートを世に広めていったのが始まりのようです。

 毎年6月には上高地で上高地ウェストン祭が行われていますし、日本各地でもウェストン祭があるようです。

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(環境省より引用)

 

 

上高地へのアクセス

 国道158号線から上高地へ通じる県道24号線はマイカー規制のため一般車両は通行する事ができません。


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 そのため上高地へのアクセスは以下の方法に限られます。

  • ツアーバスもしくは直通バス(長野、新宿、大阪、名古屋など)
  • タクシー
  • 電車の方は松本電鉄新島々駅から路線バス(片道2000円)
  • 松本側から自家用車の方は沢渡駐車場からシャトルバス(往復2400円)
  • 高山方面から自家用車の方は、アカンダナ駐車場からシャトルバス(往復2090円)
  • 自転車(県道は走行可能トンネル内注意。上高地内は自転車不可、押し歩きはOK)
  • 歩き(以下略)

 

 

安房峠

 上高地と高山をつなぐルートに国道158号線があり、以前は安房峠として交通の難所でした。この安房峠は1997年に安房峠道路(安房トンネル:中部縦貫道の一部)が出来たことにより、一年中通行可能になりましたが、それ以前は冬季閉鎖、夏は高山~上高地への観光バスで大渋滞といった状態でした。

 安房峠の長野側はつづら折りで道路も狭く、観光バスはバックで切り返しをしないと通行できないような道路です。バスだとすれ違いもできないような狭さと相まって、夏の観光シーズンはトンでもないことになっていました。

 安房峠から上高地乗鞍スーパー林道(C区間)がありますが、2003年に雪崩による橋の崩壊で通行止めになっています(復旧の予定はなし)

 安房トンネル開通のお陰で、松本-高山間の交通の便がすごくよくなりました。


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 長野に住んでいたころ、乗鞍スカイラインに行くときは、安房トンネルは工事中でして、この安房峠を走って行ってました。大体平日の深夜に通過することが多いので、交通量もほとんどなく、結構飛ばして何分で通過できるかみたいなこともしてました。気分はイニシャルD(ドリフトはありませんが)

 乗鞍スカイラインは夜間通行できないため、時間つぶしに5~6回往復したり・・

www.myholiday.site

 

 安房峠の駐車場にて。この時は白骨温泉に行ったときかな。

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上高地乗鞍スーパー林道C区間

 安房峠から白骨温泉へはスーパー林道がありました(今は廃道化したらしい)

 ここもあまり昼間に走ることは少ないですが・・景色も良いところで、ライダーには人気のルートでしたね(過去形)

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 いつだったか、カゲ崩れで道路を塞ぐように巨石が横たわってました。走っているときに落ちてきたらたまったもんじゃありませんね。

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 上の岩の裏側

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 この時は仕方ないので別ルートにしましたが、別ルートも道路が崩れてて、諦めて帰った事があります。


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釜トンネル

 国道158号線から上高地への県道24号線に入るとすぐにあるのが、釜トンネルです。

 釜トンネルは歴史が古く、何度も作り直されて、今の釜トンネルが開通したのは2005年の事です。

 釜トンネルの歴史と変遷は以下のサイトに書かれていました。リンクせずURLだけ張っておきます。

 

http://yamaiga.com/tunnel/kama/main.html

 

 県道24号線のマイカー規制は昭和50年代に遡りますが、観光シーズンや休日を除くと1996年までは通行可能でした。1996年からは通年で一般車両通行禁止です。

 この頃、何度か上高地に車で行った事がありますが、旧釜トンネルは道幅狭く一部信号で片側通行になっており、勾配も公道では限界の11%というかなりきつい道路でした。観光バスも上高地アクセス用の小型バスが走っていたようです。今の道は一般車両は通れませんが、二階建てバスも通行できる二車線の歩道もついた快適な道です。

 

ja.m.wikipedia.org

 

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 一応、歩いてや自転車では通行可能ですが、傾斜11%の急坂トンネルですので十分気をつけまましょう。

 

 

大正池

 大正池は梓川が大正4年の焼岳の噴火による溶岩や泥流によってせき止められて出来た池です。

 穂高連峰の雪解け水が流れ込んでいますので、澄んだ冷たい水のため、水面が反射したり、霧で幻想的な風景になります。


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 大正池からみた焼岳


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上高地と穂高山

上高地はその美しい景観から、「特別名勝」と「特別天然記念物」ふたつの称号を与えられた景勝地です。ダブル指定は国内で二ヶ所、黒部峡谷と上高地のみです。

 私は混んでいない深夜に現地入りをして、駐車場で夜明かしして、まだ人の動きのない時間の上高地がお気に入りです。

 マイカー規制になってからは、ホテルに泊まって早起きするのが良いですね。登山の方は活動始めてますが。


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河童橋

 上高地手必ず登場するのが河童橋です。

 河童橋が有名になったきっかけは、芥川龍之介の『河童』という小説がここ穂高、上高地を舞台に河童の国に彷徨った話かららしいですね。

 観光客がいない時間に梓川の流れを見ていると、河の淵に引き込まれそうになります。


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 少し歩くと、上高地を紹介したウォルター・ウェストンのレリーフがひっそりと飾られています。

 

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上高地帝国ホテル

 上高地の宿泊施設は、ホテルやキャンプ場があります。

 ホテルは日本初の本格的山岳リゾートホテルとして昭和8年(1933)開業した上高地帝国ホテルがあります。東京の帝国ホテルの姉妹ホテルです。

 場所は上高地の中心地(河童橋)から、離れていますが、それがかえって雑踏から隔離された感じがします。

 今の建物は昭和50年代に改築したものだそうです。ロビーの暖炉はチロルのイメージがあります。

 私は当時の同僚の方が元帝国ホテルの方でしたので、紹介してもらって安く泊まった事がありたす。上高地の朝は自然のど真ん中って感じがしました。

 

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五千尺ホテル上高地

 五千尺=1500mの事です。標高1500mに位置する上高地を表してますね。

 河童橋の目の前に立っていますので、アクセスは抜群です。

 ここは泊まった事はありませんが、ランチは美味しかったです。

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 山登りはあまり興味はありませんが、上高地の景色と雰囲気はとても好きです。

 上高地は雑踏の河童橋より、早朝の大正池、帝国ホテル付近や、明神池あたりの雰囲気が特に好きです。

 そんな感じ。最後までお読み戴きましてありがとうございます。