こんばんは、すきーやです。
11月に奈良へ日本の歴史再発見の旅に行ってきました。奈良は飛鳥時代、平城京時代のため、大河ドラマにもならず、知識が小学生レベルなのと、少し前の安倍晴明ネタのアニメやゲームなんかの題材にされていたりと、何かと目に触れる機会は多いような気がします。
奈良は修学旅行では相変わらずの人気ですが、当然ながら外国人観光客は全く見ませんでしたので、行くにはいい時期な気がします。
前回からの続きです。前回は奈良に行くまでの話と、奈良入りして猿沢池近くに車を止めた所まででした。
奈良公園と鹿
奈良公園近くに行くと鹿がワラワラと出てきます。木に同化したりで気づかずに、ハッと視界に入ってびっくりしたりします。
奈良は植栽も大変ですよね。草を植えても食べられちゃうし。
階段を我が物顔で降りていく鹿たち。なんか和んだ。
奈良公園では鹿せんべいを売ってます。コンビニでも売ってます。一時期は偽物の粗悪品もありましたが、いまは公式なものには証紙付のものになっています。
お店で買いにいくと、わらわらと鹿が集まってきます。分かってるんですね。
鹿ミュニケーションタイムです。
ボス顔のこいつは、他の子にあげようとするお菓子を奪いにくる意地汚いやつです。
ポケットに隠しててもちゃんと分かるようで、噛みつきにきます。はよくれよ!って(笑)
修学旅行の女子高生が買ったときにも、手にした瞬間に鹿がばーっと集まってきて、キャーキャー逃げ回ってて、同級生がその写真を撮ってるのを見ると、楽しそうだなと思ったりしました。
この子は角が細いので、生えたばかりの子なのかな?
野生の鹿は害獣ですが、ここの鹿は上手く共生してる感じがありますね。
さていよいよ、一つめのメインである興福寺に向かいます。
興福寺
五重塔で有名な興福寺は藤原不比等が創建しており、藤原家と非常に関わりの深い寺院のようです。
元々は藤原鎌足の正妻である鏡大女が鎌足の平癒を願って薬師如来を祀ったのが始まりのようですね。鏡大女って中大兄皇子の妃であり、藤原鎌足の正妻だったそうです。時代を操る影の女性だったのでしょうか。凄いですね。
興福寺は五重塔や東金堂を始め、国宝が山のようにあります。全部見るだけで一日かかるかもです。今回は五重塔の特別公開がありましたので、この特別公開と国宝館のみ中に入りました。
東金堂は五重塔の特別公開のため中にははいれず、外からしか見れないので止めにしました。
他の建物も時間の都合(一番はお腹がすいたので)止めにしました。
興福寺 五重塔
今回は来年から始まる工事のため、11月23日まで五重塔の内部(一階のみ)を特別公開しております。
年明けにも再度公開が予定されていますので、この機会に是非。
五重塔の内部には東西南北に4体の如来像が安置されています。
チケットは券売機での購入です。味気ないですね。
五重塔は過去5度再建しています。
直近といっても1415年の室町時代のもので600年前の建築が残っています。
そのうち4回は雷による火災だったそうで、近年になり避雷針が付いたようですね。
奈良は戦火にまかれた所が少なく、多くのものが現代にそのままの形で残っています。
この五重塔は京都の東寺の五重塔につぐ日本で二番目の高さです。
中にはいると一層目だけですので、15名ほどしかはいれません。東西南北に如来像が安置されており、また、床下もみれますので、メインの柱を見ることが出来ます。この心柱も置いてあるだけなんですね。この時代から免震機構が機能していたとの事です。すごいねー。
五重塔に入ると期間限定の五重塔御朱印が戴けます。拝観料を払わないと貰えないようになっています(セコい)
興福寺国宝館
続いて国宝館です。
興福寺には国宝の彫刻仏像が17件あり、法隆寺と並んで日本一です。次いで東大寺の14件でこの三つで全体の半分近くにもなります。奈良って国宝仏像大国ですね。
件と書いたのは、八部衆は8体でワンセットになっています。そのため、実際にはもっと沢山の仏像があります。
場内は撮影禁止ですので、写真はありませんが、間近でみると布のように見えるのも木を薄く削いでいったものだったとわかります。1400年も前にこんなものを作るなんて凄いですよね。
念願の八部衆の迦楼羅像です。頭は鳥の世界最強の鳥です。
カルラ=ガルーダといえば、エアライン業界ではスカイチームのガルーダ・インドネシア航空ですね。
台湾に行くときにチャイナエアラインに乗ると、コードシェアでガルーダ・インドネシア航空の共同運行とアナウンスが入りますので、覚えました。
このガルーダはつばさを広げると336万里だそうです。途方もない大きさですね。実は世界最強じゃね?
迦楼羅像は他の寺院(三十三間堂とか)にもありますが、凛としたのは興福寺のものですね。
阿修羅像もありますが、私はこっちがお気に入りです。
出典:興福寺ホームページ
氷室神社
興福寺から東大寺に向かっていくと氷室神社があります。
ここは夏の期間はカキ氷を奉納する事で有名です。さすがにこの時期はやってません。
神楽殿にお金を投入する機械があり、100円入れると雅楽が流れ出します。写真撮り忘れましたが、本格的なスピーカーがありました。
こういうサービスは良いですね。
ここのおみくじは戴くとなにも書かれていませが、水に浸けると文字が浮かび上がるものです。
カキ氷の時期に来てやりたいですね。
奥村記念館
通りすがりに無料休憩所と書かれた建物がありました。トイレに寄りたかったのと、少し座りたいねということで入ってみました。
せんとくんもいました。
なんかショールームぽい作りでよく見ると森川葵さんが奥村くみ役でCMをやっている奥村組の記念館でした。
創業100年で作った建物だそうです。
免震機構の説明です。スイッチオンで建物が揺れだし、ビルの中が映し出され、免震じゃない左側は赤く(出火)なりました。
外からはビルの免震機構が見れるようになっています。
春日大社
そろそろ歩き疲れてきましたので、最後は春日大社に向かいます。
春日山の中腹にある春日大社周辺には沢山の神社があります。
そろそろ体力の限界に近づいたのでさくっと回ります。
若宮神社
春日大社の奥に若宮神社があります。
ここは式年遷宮のため、拝殿には行けませんでした。20年ごとの60回目だそうです。1200年ですね。
夫婦大國社
若宮神社のすぐ横にあるのが夫婦大國社です。
写真を撮り忘れましたが、神社というより、社務所といった作りでした。建物があったので、入るとそこにあったという。
びっくりしてて、写真忘れてました。
夫婦円満をお祈りしておきました。
一応一番奥までいけたので、車に戻ります。
自転車でも走れるのですね。
当初自転車持ち込みも考えましたが、山もあるって事でなしにしましたが正解だったかも。
電気アシストならありかもですね。
鹿達にお別れして車に戻りました。
このままホテルに向かいます。
ホテルでは着いた直前にロビーのツリーの点灯式をやっていたそうです。あと5分早ければ見れたのに残念でした。
続いてホテルの話に続きます。
そんな感じ。最後までお読み戴きましてありがとうございます。