すきーやの休日

2018年ANAプラチナ取得。ヒルトンダイヤモンドで楽しい休日を過ごす50代猫好き、台湾好き陸マイラー

VAIOと安曇野の関係

 こんばんは、すきーやです。

 キャベツとんでもない高騰ですよね。

 ついこないだまで135~200円ぐらいだったのに、この週末は2個まで400円、3つめからは500円ですよ。

 最近はご飯のお米を減らすようにして、その分山盛りキャベツでかさ増ししているのですが、買うのに躊躇してしまいます。
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GOTO長野県

 先日出張で長野に行ってきました。会社の上長、部下の3名で。特急しなので行くので、私は1Aでとって、上司は3Aを取り、A列だよって言ったのですが、空いてなくてD席を取ったらしい。

 そして松本に着いたときに、D列を取ったと聞いてあらら。特急しなのは中津川の右岸を走ることが多く、名勝『寝覚の床』はA列を取ればグッドな景色が見えるのですが、その人はずっと林を見てましたと・・・

 言うことで、こちらが寝覚の床。ちらほらと紅葉が進んでいます。

 ここは日本各地に残る浦島太郎伝説のその1つ。

 特急しなのに乗っていると、車掌さんからアナウンスもあり、ちゃんと電車の速度も落としてくれます。

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 中央右下の木が茂っているところに浦島堂が建っています。
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kiso-hinoki.jp

 

 松本で乗り換え、大糸線で豊科まで。名鉄本線の各駅停車のように電車が加速始めると、中途半端に減速したかと思うと北松本でした。その間1分ほど?そんな感じの電車旅でした。そして6~7駅目で豊科に到着。

 豊科付近には結構頻繁に来ますが、豊科駅は初めてです。ほとんど車で来て安曇野SAや安曇野インターおりて国道ですから。

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 豊科に来た目的はパソコンのVAIO(バイオ)工場見学です。駅からはVAIOの営業の方に送って戴きました。車で5分程なので歩いても行ける距離です。

 

 

VAIOが家電のノジマに買収

 VAIO工場見学が決まって段取りをしているなか、いきなりニュースでVAIOが家電のコジマに買収されたと。すわ工場見学中止か?と思いましたが、社長ほか役員の変更もなく、事業もそのまま継続されるとの事で一安心。

 112億円とは意外に安いなとは思いましたが。

 

vaio.com

 コジマにしたら、B2Bビジネスの足掛かりにするのでしょうかね。

 

 

VAIO株式会社

 VAIOは元々SONYのパソコンで、ソニーのパソコンと言うことで古い時代を知っている方は、あの格好いいノートパソコンだと思い出す人もいます。私もそうでしたから。

 2014年にソニーがパソコン事業から撤退することになり、VAIOはベンチャーキャピタル(日本産業パートナーズ)の支援をうけ独立します。

 そして生産工場であったこの地がVAIO株式会社の本社になります。東京の社員は10名ほどだったそうです。

 豊科というより、安曇野といった方が通じますね。

 この時社員は240名だったそうです。そして240名で出来ることからビジネスの再出発をしたそうです。

 初めは他社パソコンの生産を行ったりしたそうですが、メインターゲットをビジネス向けパソコンに焦点を絞って、ビジネスを止めないパソコンにフォーカスして製造したきたそうです。

 今年の7月で10年たち、社員は340名ほど(工場ラインは派遣社員だそうです)東京に開発拠点と営業、企画部門、名古屋、大阪、福岡に営業拠点ができているそう。

 今後はコンシューマーと海外へ出て行くそうです。

 工場見学では、製造ラインや、研究機関や検査ライン、修理センターなどを見せて戴きました。

 その全ての取組は昔のソニーのDNAやジャパンクオリティを感じました。

 

vaio.com

 

 

 ソニーにサイトにもバイオのページが残っていました。

 

www.sony.jp

 

 

VAIO安曇野工場

 VAIOの本社工場は安曇野の北アルプスが見える場所にあります。快晴であれば北アルプスの山々が見えるところですが、残念ながら雲の中でした。

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 外から写真を撮影するタイミングが無かったので、中から長野方面を。

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 こちら社員食堂のテラスから常念岳方面?

 こんな景色の見れる社員食堂って良いですね。
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 到着後は社員食堂でお昼ご飯を戴きました。

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 お昼ご飯の後は工場見学ですが、その前にVAIOの成り立ちとかの説明をしてもらいました。

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ソニーのパソコンといえば

 私は1985年からコンピューターの世界に(特にPC)どっぷり入りましたので、
  1986年のNEWSの登場は記憶についてあります。あのNEWSがここで造られていたのはちょっと感動でした。

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 22歳ぐらいの頃に私のコンピュータの師匠が海外ソフトウェアのポーティング(日本語化移植)をやっていて、そこで実物を見せて貰った以来ですかね。狭い開発拠点に足場のないぐらいハードウェアが置かれていました。私の師匠もNEWSは良いぜって言ってました。

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 あとVAIOといえばPCGー505。マグネシウムボディであの独特のカラー。バイオレットとバイオを掛けているとか聞いたことがありますが、個人的にめっちゃ欲しかったですね。高かったけど。

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 VAIOの語源はVideo Audio Integrated Operation。当時AVパソコンなんかもありましたね。

 余談ですが、当時MSXパソコンというファミリー向けパソコンが各社から発売さていましたが、ソニーからはHit Bit(ヒットビット)という製品名で販売していましたが、当時アイドル歌手の松田聖子さんがCMしていました。『聖子のヒットビット!』って。

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www.sony.jp

pc.watch.impress.co.jp

 

www.itmedia.co.jp

 

 

 他に説明を聞いたのは、ソニーからVAIOの成り立ち、VAIOのものづくりの考え方など。

 特に3つのキーワードで紹介されていました。

  • カッコイイ
  • カシコイ
  • ホンモノ

 そして、頻繁に出てくる徹底的な品質管理でした。そんな話を伺ってから、実際に工場見学に向かいます。

 場所柄、精密機械を扱っていますので、静電気防止の服と帽子をかぶり回っていきます。

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 工場内は撮影禁止ですので写真はありません。欲しい写真があれば、別に資料提供しますとは言われましたが・・・

 

見学されてもらったところ

・EMCサイト(電波暗室)

 パソコンから放出される電磁波の測定(一定以下に出さないようにする)とWIFIなど放出される電波がちゃんと出ているかを計測。グレードのVAIOはアンテナが液晶上部に付いているため、電波の飛ぶ範囲が非常に良い。他社の廉価版のパソコンはコスト削減でキーボード下などにあるため、電波が弱かったりするそうです。何台か調べた結果の資料を見せてもらって、なるほどねって関心してました。

 こんな設備は元ソニーだったから持てるので、殆どのメーカは借りているらしいです。近くだと岡谷にあるそうです。

 

・負荷試験

 パソコンを鉄の床の上に落下させて衝撃を与えたり、斜めから落としたり、メキシコのガタガタ道を再現した振動させたり、1年分の埃を浴びせたり、40℃湿度90%の空間に置いて、その上でパソコンが起動するまでを試作機から製造モデルまで何度も試験するそうです。

 

・製造工程

 マザーボードは提携先で作成しているそうです。そのため、ここで行っているのは一部のパーツの製造と組立とテストから出荷までとのこと。

 検査工程や一部の取付の機械化はされているのですが、ねじ止めや筐体への取付などは全て人手で行っていました。これは機械では見つけれない、取付の違和感や光の加減で見つかる小さな傷などを見つけるためだそうです。

 キーボードは機会で打鍵チェックしてその後、人が指で打鍵チェック(違和感とか打鍵感)するそうです。そこまでしてるのか!ってちょっと衝撃的でした。

 また、全ての工程はシリアルナンバーで動画撮影されており、故障になった際に、何が原因かを調べられるようになっているそうです。

 毎日3Tバイトをずっと残しているそうです(動画残し始めてまだ3年で、何年残すかはこれから決めるそうです。)

 また、一部の廉価版のパソコンは海外で製造しているそうですが、納品は全てこちらにされ、一台一台検査工程をここで行ってから出荷しているそうです。

 それが『安曇野FINISH』のこだわりだそうです。

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・サポート(修理)センター

 こちらは故障で上がってきたパソコンの修理を行うところ。多くは別の場所で行っているそうですが、発売後1年間は必ずここに来るそうです。製造工程で原因は無いかなど徹底的に品質管理に重点を置いていて、製造工程に問題があればその場で修正しているそうです。これらを徹底しているため、修理にくる割合は激減しているそうです。

 中国製の安いパソコンはこんな事より安くするためのコスト削減をしているので、この辺がやはりジャパンクオリティなのかなって思います。

 冒頭ででたVAIOはビジネス向けパソコンにフォーカスし、ビジネスに一番求められる『故障しないパソコンの提供』に向き合ってるなと感心しました。

 

 YouTubeで工場見学で見たものと同様の映像がありましたので共有します。

youtu.be

 

 そんな感じで事前説明、工場見学、今後の事などで3時間過ごさせて戴き、VAIO本社をあとにしました。

 仕事ではVAIOを使用していますが、どのくらい壊れないか期待しています。プライベートのPCもVAIOにしたくなりました。

 

 

 

生わさびを買いに松本

 会社の同僚が生わさび買ってきてと言うので、帰りに松本で買いに行きました。いつも551の豚まんとか買ってきてくれるので。

 安曇野で買うのがベストなんでしょうが、VAIOの人に駅まで送ってもらっているので、そうも出来ず、乗換の松本で探すと売ってそうなお店を見つけました。

 平日の閉店間際なので、売ってるかも怪しいのですが、とりあえず行ってみることに。

 電車は1本遅らせたので、50分勝負です。片道1キロなので、往復30分、ちょうどいい感じです。途中走れば余裕ですね。

 と思っていたら、部下の人(こちらは2時間後のしなの)も付いていくと言うので早歩きで向かいます。

 

 

小口わさび店

 お店は営業中でした。

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oguchi-wasabi.com

 

 買い占めた後ですので、在庫はありませんが、元々2個だけ残っていました。

 値段は250円と150円のもの。高いものは20センチ以上あるようです。


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 これが250円でした。500円とか1,000円とかするかなと思ったので、ちょっと拍子抜けです。

 自家農園なので、そんなに取っていないそうです。ここはお勧めですね。
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 大きかったものはホルマリン浸けにして観賞用に置いてあるそうです。
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 同僚は松本自体が初めてというので、折角だから松本城はみておかないと。と言うことで時間もないので、お堀からぐるっとみてから駅に戻りました。滞在時間7分ぐらい・・・

 ライトアップもされているので、これはこれで良いですね。この時間来たのは初めてなので、きて良かった。

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 南西の角からも案内して、駅まで早歩き!

 17時52分発のしなのに間に合うようにして、ホームに50分到着でした。ギリギリ。
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 VAIOさんから戴いたお土産は大王わさび農場のお土産でした。嫁さんはわさびがダメなのでもっぱら私用のご飯のあてになりました。

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 パソコンの生産工場とか中々きっかけがないとみる機会はありませんので、今回はとても良い機会に恵まれました。個人的にもVAIOのパソコンが欲しくなりました。

『勝色』とか『ディーブエメラルド』とかめっちゃ惹かれる色でした。

 そんな感じ。

 最後までお読み戴きまして、ありがとうございます。