こんぱんは、すきーやです。
最近嫁さんのブームは東京リベンジャーズらしく、キャンペーンに応募するためにジャイアントコーンを買ってます。基本レシート応募でどれでも良いのですが、東京リベンジャーズのパッケージを買い漁っています。
本日の収穫。
まだ冷凍庫に残っているのもあわせて、冷凍庫の8割がジャイアントコーンで埋まった。
アイスコーナで『雪見だいふく』の中に、『雪見だいすき』がありました。さすがにジャイアントコーンのお陰で買えません。
飛騨古川祭に行ってきました
昼間はサイクリング、夜は起こし太鼓を見て別荘で民泊しました。これまでのお話はこちらから。
神岡町へ移動
飛騨古川から山を越えると神岡町(飛騨市神岡町)になります。
こちらもソメイヨシノが満開でした。
あまり間近に見ることはないので。アップで。
自家焙煎珈琲 あすなろ
モーニングを食べようと開いてる喫茶店を探すと、Google Mapで気になるお店があったので、行ってみることに。
というか、そんなにお店がありませんでした。
自家焙煎のお店です。こだわりを感じます。
私はグァテマラとバタートースト。トーストがデカい。2つ切りぐらい?良い値段するけど、これなら二人で1つで良かったかも。コーヒーは自家焙煎だけあって風味が良い。個人的には酸味があるコーヒーがお気に入りです。
Googleの口コミの情報は古いようで、モーニングは昨年に止めたそうです。パインミーが気になって来たのですが残念です。
トーストはまあ、美味しいですが特筆するほどでもないかな。
こんなパンフがありました。ちょっと興味はあるけど、ここまでは来ないかな。
奥飛騨温泉口駅舎
喫茶店のすぐ裏は2006年に廃線となった神岡鉄道の奥飛騨温泉口の旧駅舎があります。
そしていまはレールマウンテンバイク・ガッタンゴーがあります。
こっちにくる度に予約しようとするのですが、なかなか空いていません。特に渓谷コースが取れないですね。
駅舎はそのまま再利用されています。
レールマウンテンバイク Gattan Go!!「まちなかコース」
こちらがまちなかコースのスタート地点。
もう一つの渓谷コースはお子さんは乗るだけしかダメみたいです。いまの時期桜満開で人気なんでしょうね。あと秋の紅葉とか。一度やりたいのですが。
仕組みはレールに自転車を走らせるというものです。一応自力で漕ぐのですが、アシスト付きもあるようです。
スタート地点は加速がつけれるようになってますね。
こちらが自転車です。2人乗り、3人乗り、4人乗りとか
ペットと乗れるタイプなど色々と用意があります。
横からみた図。ハンドルは固定です。ガイドホイールがあり、後ろのタイヤはレールに乗っているので、漕ぐとタイヤで進むようです。電動アシストも付いています。
レールマウンテンバイクGattan Go!!渓谷コース
渓谷コースは少し山の中にあります。景観はこっちが一番ですね。鉄橋を渡ったりトンネルも結構あります。
駅前広場にはトロッコ電車が展示されています。
トロッ庫と呼んでるみたいですが。
これは神岡鉄道(旧国鉄)で使ったものではなく、神岡鉱山のものです。
座ったりできるのは良いですね。
私の実家近くには明延鉱山があり、子供の頃はまだ現役で動いていて乗車賃は1円でした。いまは閉山して観光用で時々運行しているそうです。大人300円、子供は1円みたいです。
神岡でもすれば集客になると思うのですが。
https://www.tajima.or.jp/furusato/149157/
光電子増倍管
駅舎内には『光電子増倍管』が展示されています。
一昔前のテレビのブラウン管のような形状をしています。
この光電子増倍管を利用した施設が、(スーパー)カミオカンデです。
(スーパー)カミオカンデ
カミオカンデは東京大学の宇宙線研究所の研究施設として、神岡鉱山の地中1000mに巨大な水のタンク作り、光電子増倍管を一面に設置した施設です。
1983年からカミオカンデが1996年からスーパーカミオカンデ、そして2027年にはハイパーカミオカンデが稼働する予定です。
ここでは主にニュートリノなどの素粒子を研究する施設です。さぜこんな地中に作ったかというと、ニュートリノは非常に小さく電気も帯びていなくて、めちゃめちゃ軽いため、殆どの物質を素通りしています。いまこの瞬間にも身体を通過しています。
地上ではいろんな物質が飛びまくっていますが、殆どの物質は大気や地面などで反射、吸収、変化していますが、ニュートリノは地球さえも素通りしています。
何億光年も遠くの星が大爆発(超新星爆発)した際に大量のニュートリノが放出されますが、それがそのまま地球に届いています。それを調べたりことが、神岡の素粒子研究の話になります。
カミオカンデではタンクには超純水(徹底的に不純物を除いた水)をみたしていますが、ニュートリノが水の原子を弾き飛ばすとチェレンコフ光という非常に弱い青い光を放つので、それを検出するのが、光電子増倍管です。光電子増倍管は月面で懐中電灯を点けると検出するぐらいの性能があります。
そのため僅かなニュートリノが通過したことを検出する事ができるのです。
ノーベル賞の小柴昌俊さんは1987年にカミオカンデを使ってマゼラン星雲の超新星爆発のニュートリノを11個検出した事がきっかけでノーベル賞を取ったので、この画期的な研究機関のすごさが判ると思います。
ちょっと熱く語ってしまいましたが、85年頃に東大宇宙線研の研究グループにかかわっている人(大学の講師)と接点があり、光電子増倍管から送られた信号をコンピュータに繋ぐ仕組みの製作をお手伝いした事があり、他人事ではなかったからです。
さすがに40年前の装置は残って無いでしょうが・・・
カミオカンデの場所
2024年度の一般公開
カミオカンデは一般公開の日があり、研究施設の見学が可能です。もちろんカミオカンデの内部を見ることは出来ません。
あくまでタンクの上部と研究施設、坑道などです。
昨年の抽選に申し込みましたが見事に外れました。倍率は4倍とか。私はこの手の抽選はめったに取れないので、無理でしょうね。40年前は先生にカミオカンデ案内するよとかお誘いされていましたが、大阪からここに来るのがハードル高かったです。
宙ドーム・神岡道の駅 ひだ宇宙科学館 カミオカラボ
ということで、カミオカンデは行けませんが、カミオカンデを解説してくれる施設があります。道の駅に併設された『スカイドーム神岡』です。入場無料です。
規模的にはそんなに大きくありません。
中央にはシアターになっており、15分間隔ぐらいで、解説動画が流されます。
ちょうど始まったのが、カミオカンデの施設ガイドツアーでした。坑道からスーパーカミオカンデの研究施設などが見れます。
こちらがスーパーカミオカンデの施設内への扉です。
モニタに写っているのがチェレンコフ光の検出を監視している画面です。
こちらが超純水を造っている設備。
映像でしか見えない。タンク内部。円いのがすべて光電子増倍管です。スーパーカミオカンデには11,000個あるそうです。
カミオカンデ自体は元々陽子崩壊を検出するために作ったそうですが、ノーベル賞の小柴さんが、ニュートリノ検出を初めてからはもっぱらそっちいってますが、本来は陽子崩壊を見つけることらしいです。これを見つけるとこれもノーベル賞ものみたいですね。次のハイパーカミオカンデに期待がかかっているそうです。
こちらは別のストーリー。超新星爆発からニュートリノを追いかけて地球に来て、カミオカンデでチェレンコフ光を検出するまでのストーリー仕立て。
超新星爆発が発生したところ。
宇宙空間を進んで
スーパーカミオカンデでチェレンコフ光が検出された!
他に体験型のアトラクションもあり、これはARを使った物理学のクイズ
展示エリアはカミオカンデの説明
光電子増倍管の解説
スーパーカミオカンデの構造
合わせ鏡を使った展示
カミオカンデ、スーパーカミオカンデ、ハイパーカミオカンデのサイズ感がわかる模型。シンプルだけどわかりやすい!
カミオカンデの設置されている場所
上で触れた、ニュートリノは?とか説明もあります。
チェレンコフ光はニュートリノが水中で原子に衝突し光より早く進むことで、飛行機の超音速のソニックブームのように光が出るとがあるのですが、光より早いものがあるのかとか知らないことは沢山ありますね。
そういえば、チェレンコフ光は青い光だそうですが、原子炉でよく青い光とか言ってますが、あれがチェレンコフ光らしいです。
スーパーカミオカンデを使ってニュートリノに振動がある=質量があることを発見した梶田隆章先生は2015年のノーベル賞を取られました。カミオカンデ関連で2人目のノーベル賞です。
こちらはスーパーカミオカンデのリアルタイムモニタです。色が付いているのが、チェレンコフ光が光ったもの。
これがすべてニュートリノという訳ではなく、ごくごく僅かニュートリノ以外の物質も届くので、タンクの内部と外部のセンサーを調べることで、ニュートリノかどうかがわかるそうです。
リアルタイムモニタは公開されていて誰でも見れます。
https://www-sk.icrr.u-tokyo.ac.jp/realtimemonitor/
小柴先生、梶田先生や関係者のサインとか
ハイパーカミオカンデではきっと3人目、4人目のノーベル賞が生まれることでしょう。私もニュートリノ1つ分ぐらいの重さの貢献してるかも?と勝手に思ってます(笑)
道の駅
昨日見てきた古川祭のポスターがありました。ドローンパークもあるんですね。
カミオカンデのお土産とかないかと見ましたが、あまり大したものはなく、小物を少し購入。
お気に入りの陽子崩壊のマグカップ
本日の目的地はここまで。あとは家に帰ります。
猪臥山トンネル
飛騨古川町から飛騨清美インターに向かう途中、めちゃめちゃ長いトンネルがあったので帰りにチェック。
トンネルの全長は4475mで県道のトンネルでは日本最長らしい。
そしてトンネルに入り緩いカーブを曲がると一直線なのですが、正面に明かりが見えます。最初は対向車の明かりかなと思ったのですが、違和感の正体は出口の明かりだったのです。
多分4キロ先まで左右にも上下にもしていない本当に真っ直ぐの道で出口まで見えるということ。
走っていくと、徐々に大きくなって、そのまま出口です。下の写真は半分すぎてから撮影したもの。
解説に以下のような記載がありました。まさにそう。
畦畑側から入ると、入口の左カーブを過ぎて直線になった途端に、対向車がいないとはるかかなたに出口の光が点として見え、それが徐々に大きくなっていく印象的な走行が楽しめる。
Google Mapをみると確かに真っ直ぐ。
ということで、4月の飛騨古川祭の旅行はこれでおしまい。飛騨古川祭はもう少し激しいかなと思ってたので、少し期待はずれもありました。
飛騨古川出購入した、生ハムやパストラミは確かにおいしかったです。ただ値段的に常用するかは別ですが。ギフトとかには良いかもですね。
そんな感じ。今回は熱く語った部分があってお見苦しいところがありましたことをお詫びします。
最後までお読み戴きまして、ありがとうございます。