こんばんは、すきーやです。
ここの所、急に冷え込んできましたね。
2022年11月に若狭・京都と紅葉を巡って来ました。
この日は朝から鞍馬山へ。徒歩で参道を登り、鞍馬寺まで来ました。これまでのお話はこちらから。
このまま奥の院経由で貴船まで抜けます。
鞍馬山霊宝殿(鞍馬山博物館)
鞍馬山博物館というのがあります。
しかし、休館のため詳細は不明です。
宝物殿と思うのですが、ネット情報を見ると動植物や地質、岩石なんかも展示されているようです。石とか地層好きな住職さんなんでしょうか?
與謝野晶子・寛歌碑
與謝野晶子の歌碑があります。並んで與謝野鉄幹もあります。
「何となく 君にまたるる ここちして いでし花野の 夕月夜かな」 與謝野晶子
「遮那王が背比べ 石を山に見て わがこころなほ 明日を待つかな」 與謝野寛(鉄幹)
與謝野晶子はここに一度だけ来たことがあるようですが、そんなに縁が有るわけではないようです。
冬柏亭 與謝野晶子書斎
與謝野晶子の直弟子が鞍馬寺鞍馬弘教の教祖だったようで、荻窪に建てたものを晶子の死後、大磯に移築し、さらに鞍馬山に移設したようです。
この日は残念ながら閉められていました。
さらに奥へ進みます。このあたりはまだ歩きやすく道も整備されています。
息つぎの水
33番の息つぎの水です。
牛若丸が天狗に習うため、奥の院へ向かうときに飲んだとされている湧き水だそうです。
黄泥・泥岩
泥岩の解説がされています。きっと関係者は岩とか地質とかに長けた方がいるんでしょうね。
住職さんかな?
屏風坂の地蔵堂
34番は屏風坂の地蔵堂というそうです。
お堂の前の坂道が、以前は一枚岩で、屏風を立てたような急坂になっていたのでこの名がついた。
それらしい一枚岩は見あたりませんでした。
何かに使うのか、倒木が細かく切られていました。切り株の外側だけ苔がむしていました。
この辺で仁王門から貴船までの半分ぐらいまで来たことになります。半分越えると、何となく気が楽になりますね。
道はまだ歩きやすいです。登りは続きますが。
義経公背比べ石
牛若丸が16歳の時に、奥州平泉に下る前に名残を惜しんで背比べをしたとされる石だそうです。
高さは120cm位で、16歳で120cmぐらいという事は、当時としても少し低かったのかな?
木の根道
溶岩大地で根が地表にしか張れないため、根が面に出ています。
木の生命力を感じますよね。
こんな感じの空間です。
この奥には大杉権現社がありますが、かなり大回りになるので、パスしました。
この奥あたりが、一番高いところのようで、ここからは下りになります。
閃緑岩
鞍馬石とか呼ばれたりしているようですが、花こう閃緑岩が正式名称らしいです。
石庭などに使われるらしく値段も結構するそうです。
このあたりには表面が風化して丸くなった石が露出しているようで、天狗の卵と呼ばれているそうです。
このあたりも石階段になっているので比較的歩きやすいです。ただ、階段のリズムはバラバラなので、ペースは調整しずらいですね。
このあたりまで来ると、石階段は終わります。
倒木が多く、所によっては歩きにくい場所もあります。
こんな木が倒れているってちょっと凄いですね。台風?大雨?
遠くに大きい建物が見えてきました。いよいよ、奥の院でしょうか。歩くペースが30パーセント速くなります。
僧正谷不動堂
奥の院と思われた建物は僧正谷不動堂でした。
ちょっとガクッとなりました(笑)
ここには天台宗立教の最澄が掘ったとされる不動明王が祀られているそうです。
まあ、このあたりは『鞍馬天狗』の舞台でもあります。
さて奥の院までもう一踏ん張りです。先に進みます。のこり241mと、貴船にも800mとなりました。
このあたりからかなり歩きにくくなってきます。
下ってきたのに、また登りとか。
やめてくれって感じです。
距離的にはそろそろ奥の院ですね。このあと、建物が見えて、今度こそのペースアップ(笑)
奥の院魔王殿
奥の院魔王殿に到着です。
魔王ですか・・・
魔王って、RPGとかファンタジーとのラスボスで良く聞きますが、鞍馬寺のラスボスが奥の院というのも、良いんだか、どうなんだか。
40番目です。ここがラストですね。やっぱりラスボスか・・・
ここに神様とかUFOとか何かが光臨したとか、そんな話があるそうです。
本殿から距離感は奥の院に相応しく、道路は整備されていたので、そんなに苦ではありませんが、当時ここを駆け巡っていた牛若丸は凄いですね。
寄贈者が愛知県常滑市になっていました。
市が出すことは少ないと思うのですが、何か関係性があるのでしょうか?ネットでは見つけられませんでした。
火気厳禁、木や草を摘んだりしないように。
奥の院本殿です。ここに魔王が火星から光臨したとか。
このマークが不明ですが、からす天狗の団扇と何かなんでしょうが、見つけることが出来ませんでした。
奥の院まで来れたので、このまま降りて貴船神社に向かいます。西門まで573mです。
ここからは急な坂と足下が悪くなります。しかも結構急なので貴船神社から鞍馬寺に行くのは結構しんどそうですね。
ここ日は貴船神社から上がって来る人とは会いませんでした。
滑りやすいので手摺りもあります。
結構急でピッチも揃ってないので、かなり歩きにくいです。
手すりがあるので良いですが、ないと怖いですね。
K4をとってないのですが、K4=400m地点だそうです。動けなくなったら、K3ですと救助隊に伝えると良いそうです。
すなわち、ゴールまであと300mということで、ペースアップします。
途中、お年を召した女性の方がハイペースで降りてこられたので、さっさと譲りましたがかなり慣れている方のようで、凄いペースで降りて行かれました。格好もガチな方でした。
木とか石とかを持っていっては駄目です。
滑ると一気に落ちそうです。
のこり200m地点です。
石階段が整備されてきました。
そしてラスト100m。
川が見えてきました。間もなくゴールです。
ゴール直前は綺麗な道になりました。
ゴールが見えてきました。お疲れ様でした。
鞍馬寺 西門
ここが西門です。
こちらから入るときも入山料がかかります。
仁王門から入って来た場合は、チケットを見せると再入場できます。
ちゃんと41番とありますが、
マップには41は書かれてないんですよね。
鞍馬寺~西門までの時間
ケーブルカーを遣わずに全行程歩いた時間です。途中の祠とかお詣りしながらです。
仁王門 9時45分発
本殿金堂 10時15分着
10時40分発
奥の院 11時 5分着
11時15分発
西門 11時30分着
本堂でご朱印とか、写経やったりで結構ゆっくりしたので、歩くだけなら1時間30分もあれば行けそうな感じです。雨の翌日でしたが、そんなにぬかるんでもないので、比較的歩きやかったです。奥の院から貴船までが滑りやすいので、手すりは良かったです。
疲れは特に感じないレベルでした。
貴船川
川床は撤去されているので土台の柱だけがにょきにょきしています。
今度は川床の時期に来ても良いかな。
スローシャッターにしてみました。
フィルムカメラの頃は良くやりましたが、デジタルだとその場で見れるので良いですね。
スマホでもスローシャッターやってみました。色飛びしたけど思ったよりはいい感じに撮れた。
ちょうどお昼なので、お店を探して入ってみようと思います。
お昼編に続きます。そんな感じ。
最後までお読み戴きましてありがとうございます。