こんばんは、すきーやです。
3連休でしたね。どこか行かれましたか?私は金曜になるまで連休って気づきませんでした。
土曜は五十肩の通院があるのと、子ねこの診察があったので、どこにも行けませんでしたが、月曜休みとわかってふらっと温泉に行ってきました。詳しくはまた後日。
今週のねこ達
子ねこ達を不妊手術の検査で病院に連れて行きました。診察台で緊張するはるちゃん。
手術の予約をしました。
うちに帰ると珍しく二匹が同じクッションで引っ付いてました。なにか感じ取ったのでしょうか。
最近はかなり馴れてくれて、撫でることもやらせてくれるようにならました。前は触ると、そそくさと逃げて行ったのですが・・・
嫁さんはそんな事(逃げたり)ないっていうので、私だけ・・・
さて9月のシルバーウィークですが、バースデー旅行は台湾に行ってきました。
深夜便で到着して翌日に台北でちょこっと立ち寄って台湾の東側の花蓮(フォアリェン)に向かいました。これまでのお話はこちらから。
太魯閣国家公園
本日の目的地は太魯閣(タロコ)です。
花蓮から直行バスで40分。
立霧渓という川が浸食して出来た渓谷で台湾八景の一つに数えられています。
台湾八景
・台北101(台北市)
・国立故宮博物院(台北市)
・日月潭(南投県)
・阿里山(嘉義県)
・玉山(台湾最高峰)
・高雄愛河(高雄市)
・墾丁(屏東県)
・太魯閣(花蓮県)
前回来た際は、地震直後ということもあり、一部閉鎖などもあったので見送った経緯があり、じゃあ今回は太魯閣に行こうとなった訳です。
太魯閣は台湾のグランドキャニオンと呼ばれるぐらいの渓谷となっています。紹介のサイトとか見ると、ちょっとこれは・・・と思えるような写真が上がっていました。
ガチな登山装備が必要な所もあり、流石に時間も体力も無さそうなので、初心者向けのトレッキングコースを体調をみながら回ることにします。
ルート上には路線バスが走っているため、歩く、バスなどを取り混ぜて体力次第で回る予定を立てます。
また、この道は3000m級の山を越えて、台中まで行く中部横貫公路になっています。この道の最高地点は武嶺の3,275mになります。乗用車で登れる台湾の最高地点になるそうです。乗鞍なんて目じゃないですね。
そしてこのコースで自転車のヒルクライムレースがあるようです。
日本でも乗鞍のヒルクライムレースは有名ですが、これより500m高いですし、スタートが標高0mからなので、乗鞍の標高差1,260mと比べると倍以上違いますからね。恐ろしいです。
太魯閣遊客中心
太魯閣観光の拠点になります。直行バスはここが終点になります。ここから上りながら、バスの終点の天祥を目指すか、最初に天祥まで行き、下りながらここに戻ってくるというルートが多いようです。
小錐麓步道
初心者向けのトレッキングコースらしい。エスケープルートもあるので最初の様子見には良い感じです。
砂卡礑歩道
渓谷沿いのフラットな遊歩道なので散歩程度で歩けます。
五間屋
太魯閣で唯一お土産らしきものを売っているところ。原住民が地物の食べ物や民芸品を売っているようです。
長春祠
バスのルートが帰りしかありません。立地と見た目にインパクトがあるので、是非行きたいところ。
西拉岸步道
中級トレッキングコース?登山用の靴とかじゃないとちょっときつくなります。
不動明王廟
台湾では珍しい不動明王廟。
布洛湾吊橋(山月吊橋)
有名な吊り橋。高所恐怖症の私には行けるか?
錐麓古道
ガチルート。踏み外すと500m滑落とか恐ろしすぎる。入山制限や入山申請も必要なためそもそものハードルも高め。ツアーが多いみたい。
錐麓断崖は幅1200m、高さ1100mの大理石の絶壁で、対岸の福磯断崖とはわずか20m強しか離れていません
映像見るだけで十分です。
巴達岡駐在所
錐麓古道は完全に開通しているわけではなく、駐在所までの片道3キロぐらいまでのようです。
燕子口歩道
錐麓古道の下の渓谷沿いの遊歩道。バス停1区間歩くつもりがあれば堪能出来そうです。
九曲洞隧道
隧道が連なるエリア。昔ここに道を通すために手堀りで通したらしい。九州の禅海和尚が掘った青の洞門みたいなものですね。
車やバスが走っているので意外に怖いかも。
緑水歩道
断崖絶壁の遊歩道。道路に沿って歩くので国道歩くのとそんなに変わらないかな。
天祥
バスで行ける終点。ここには唯一のコンビニもあり、飲食店などもあります。
逆に言うと、ここまで全くお店はありません。トイレはそれぞれの拠点にあります。
また、ここから先にもトレッキングコースはあります。
白楊歩道
天祥から先に進むと白楊步道で灯りのないトンネルを抜けて水濂洞まで行けます(行ける日が限られているので要確認)
途中、合羽が必要なぐらい地下水が降っているので、準備が必要です。
でも行った人の感想みると行きたくなります。
太魯閣へ向かいます
ホテルは早めにチェックアウトして花蓮駅に向かいます。荷物は駅のロッカーをチェックしていたので、駅のコインロッカーを目指します。
今日は絶好のトレッキング日和です。
日差しが強いので駅のプロムナードを通過。
こちらが旧駅舎で出口専用になっています。
こちらが新しい駅舎。2階が改札になっています。お土産屋さんなどがたくさん入っている駅ビルになっています。
コインロッカーですが、悠遊カードが使えませんでした。仕方ないので現金で。
花蓮転運站
駅前のバスターミナルから太魯閣行きのバスがあります。時短のため、台湾鐵道で最寄り駅の新城駅まで行く方法もありますが、ちょうど電車が出たばっかりで、次の電車まで45分とかだったので、当初通りバスで向かいます。
花蓮駅を8時30分に出ると太魯閣遊客中心までは40分で到着です。
チケット売り場で1dayパスがあるというので、窓口のみ人に1dayパス欲しいって言ったのですが、なんのこと?みたいな反応されて、悠遊カード仕えるよって言われて、バスも来たので買わずにバスに乗り込みました。
バスにはチラシが入っており、そこにも書かれていました。先にコンビニで買っておけば良かったです。
バスの三分の二はガチな山装備の人たちです。残りはカジュアル感あり。私たちのような格好もそこそこいるおかげで、ちょっと安心。
七星潭と呼ばれる海岸線です。時間があれば帰りに立ち寄ってもって感じです。
花蓮空港の周りには高射砲が置かれていました。中国との状況もあるので怖いわ。
そしてしばらくすると、太魯閣遊客中心に到着です。海岸線を走るので車窓を見てるだけであっと言うまでした。
そしてここでトラブル発生。
乗車時に通した悠遊カードがポケットにない。乗るときに間違いなく通したので、バスに乗ってる間にポケットから落ちたか、ポケットに入れ損なってその辺に落ちたか。
取りあえず探したけど見つからず。まあ残金は300NTDぐらいしか入ってませんが。
下りるときに料金のみ清算が出来ないので、運転手さんにGoogle翻訳で説明するも、うまく伝わらない感じで、困ってたら英語の話せる台湾男性の方が助け船を出してくれて、なんとなく通じたみたいで、とりあえず降りてって事で終わったみたい。今回の旅はトラブル続きです。
原住民のオブジェ?
バスを降りると、目の前に遊歩道があるので、これかと思って歩き始めると、なんか違う方向に向かってる感じがする。
そしてこの看板を見て間違いに気付きます。これ別のトレッキングコースです。
左方向に行くつもりが、右のトレッキングコースに入っていました。
そしてスタートに戻ってバス停から仕切り直しします。
小錐麓歩道の看板を見つけ、向かいます。
トンネルも歩道がありますので、歩いて行くことも出来ます。
私たちはまずは小錐麓歩道を目指します。
小錐麓歩道を1キロほど歩くと砂卡礑歩道に着くようです。1キロのトレッキングコースですので、まだまだ大丈夫ですね。
ここがら小錐麓歩道に入ります。
いきなり歩きにくそうな道になりました。
ちょっと想像したものと違う結構ガチなトレッキングコースです。普通のタウンシューズで来たのは失敗だったかも。
結構歩きにくい石段になってます。
滑ると滑落するので、気は抜けません。
下は沢になってて、ずっと立霧渓沿いを進む感じです。
立霧渓といっても、この時期水流はそれほど多くありません。深さも膝ぐらいしかないようです(この辺は)
ゴールの橋が見え隠れします。とりあえずゴールが見えるとホッとしますね。
それにしても天気が良くて良かったです。
多分最高地点を過ぎてから下り始めます。ゴールは川沿いまで行くはずなので、一番下まで下りるはず。結構急な階段を下りていきます。
このまま下までかと思ったら、また登り始めました。こういうのは結構ガクッときます。
そして登って下りてを繰り返すので、結構足に疲れが溜まりはじめました。
そして中間地点のエスケープルートのトンネル。ここからトンネルに抜ければ、アップダウンはありません。
先に進むも650m、引き返すも650m。トンネルから進むのもありですが、私たちは当初通り先に進みます。
橋を渡ったりして
吊り橋が見えてきました。
こんな感じの吊り橋があり、普通の橋と並行して掛かっているので、どちらでも渡ることが出来ます。
結構長いですし、強力なアンカーとかありません。
ちょうど山の山頂が見えました。かなり高いですね。ガチで上がれるコースがあるようです。
定員は5名までです。ロープだけの橋です。
もちろん渡りました。高所恐怖症の私には結構辛い感じです。
ここを過ぎるともうすぐゴールです。山道を歩くのは前半だけであとは、舗装されていたり、階段があったりします。前半の疲れがあるだけで、後半は全然楽ショーでした。
二つ目のトンネルがあれば、目の前がゴールです。
スタートから990m来たことになります。
そして1000mポスト。
小錐麓歩道と砂卡礑歩道の境目にきました。
ということで、一つ目のトレッキングコースは完走です。初級コースとありましたが、前半は結構ハードモードでした。
maps.app.goo.gl
砂卡礑歩道
そしてここからが砂卡礑歩道となります。
ただ、ここはトレッキングコースというより遊歩道です。川沿いの整備された道を歩きますが、歩くルートの景観がダイナミックです。
ここから橋の上に上がれます。橋の上にはバス停があります。
少し休憩をして、先に進みます。
この辺りは原住民の方々が住んでいるので通路以外立ち入り禁止です。
すぐ横を川が流れているので気持ち良いです。
また、川の色がエメラルドグリーンです。
このルートの特徴は崖をくり貫いて道にしている所です。元々原住民の方々は山の中を駆け抜けていたそうですが、日本統治時代に物資を運搬するために膨大な労力をかけて道にしていったそうです。
延々と続く道を造った人たちは凄いですね。
背の高い人は頭をぶつけそうです。
道は整備されていますが、さすがに車いすとは無理です。
川沿いですので、所々流れが見れるのと、マイナスイオンいっぱいって感じです。
渓谷らしく、崖が切り立っておりすごい景観だらけです。
この辺の岩は殆どが大理石だそうです。結構迫っているので迫力満点。
変成岩の片岩や大理石の層がすごいことになってます。この辺りはユーラシアプレートとフィリピン海プレートがぶつかる所で年7センチも隆起し続けているそうです。
もはやアート。
深くなると川の色がエメラルドグリーンに
この道はずっと日陰を歩くので暑くもなりませんし快適です。
ずっと平坦な道を2キロぐらい?30分程で
まもなくゴールです。この辺はスマホの電波は殆ど入りません。タロコ族の人はスマホ無しなのでしょうか。
河原が開けてきたら間もなく休憩地点&初心者コースのゴールです。
五間屋
五間屋という、お店が連なる休憩地点に到着です。ここには有料トイレがあります。
また、唯一お土産っぽいものがあったり、ファストフード?も幾つかあります。
観光客はここまで来たら引き返す人と山登り組やガチの人はここから先に進み、滝のある三角錐山瀑布(多段瀑布で落差500m?)まで行く人がいるようです。
こちらが有料トイレ
この日は9月22日で誕生日。誕生日に台湾の山の奥地にいることが改めて凄いなと思ったり。
飲み物はまだありましたが、折角なので地元のスペシャルドリンクを飲もうと。
会話は全くですが、お勧めされるままに美味しそうな『馬告(マーガオ)蜜茶』馬告という香辛料を漬けたスパイシーな水に蜂蜜を加えて甘くした独特の風味のあるドリンク。
半分ぐらい凍っているので、冷たくて美味しい。時々粒があるので、直接はちょっとにがい。
馬告の調味料?も売ってました。
馬告を使ったソーセージもありました。ちょっと食べてみます。
こちらが馬告のソーセージです。肉汁ブシャーでめっちゃジューシー。
程々に休憩したら、橋まで戻ります。
来た道を戻るだけですので、新しい発見はありません。先に進む人と戻る人は半々ぐらいな感じでした。
取りあえず先を急ぎます。
所々上から湧き水が染み出ています。
河原には降りれないようです。
そして橋まで戻ってきました。最初のトレッキングと砂卡礑歩道を歩いたおかげで、そろそろ体力的に厳しくなってきました。
そして最後に階段で疲労がピークに・・・
橋の上から。今日はまだまだ快晴です、
橋の欄干には大理石で掘った銅像が。いろんな表情があるそうです。
ここからバスで天祥まで行って、ご飯食べてから、どうするか考えます。
バスは結構ぎゅうぎゅうで私たちがほぼ最後でのれない気がしたのですが、むりやり乗ってくれました。
この辺は環境のために電気バスでした。
バス最後だったので立ち席ですが、最前列になりました。
嫁さんが動画撮ってます。
8倍速動画でどうぞ。
九曲洞隧道や緑水歩道辺りは歩く気はありましたが、無理すると明日動けなくなりそうだったので、他は見送りました。
まだ見ていない所もあるので、また来ても良いかなと思います。
以下、車窓から。
それにしてもいい天気です。
そして終点の天祥に着きました。この後はこちらでご飯食べます。
長くなったので、この辺で。
そんな感じ。
最後までお読み戴きまして、ありがとうございます。