こんばんは、すきーやです。
新型コロナは5月8日から五類になることが決まったようです。台湾が近づいた。
昨年末にブログのアクセスログを調べたら一番は乗馬な話だったので、それなりに見る人がいるのかなと、退会1周年でまとめてみようと思います。
私は退会しましたが、嫁さんは継続しているので、クレームとかそんな話ではなく、乗馬クラブに通って感じたことやこれから始めようとしている方にアドバイスするつもりでまとめようと思います。
乗馬クラブについて
私が通っていた乗馬クラブは最大手の乗馬クラブクレインの東海です。全国にフランチャイズを含めて30ヶ所以上あります。
東海は所在地が愛知県ではなく三重県です。長島スパーランドとか、なばなの里の近くです。
東海三県では三重県の伊賀市、岐阜県の恵那市にあります。
会員制の乗馬クラブですので、一部のフランチャイズ店を除き、通常レッスンを受けるのは会員になる必要があります(体験レッスンはあり)
費用などはのちほど。
乗馬クラブに通ったきっかけ
乗馬に興味がでたのは、そもそと嫁さんからです。以前から乗馬してみたいと言ってたので、2014年の結婚記念日の旅行で片山津温泉に行き、そこで体験乗馬をしたことがあり、乗馬したいという機運があがってました。
そして2019年春に近くのショッピングモールでクレインの乗馬PRイベントをやっており、体験乗馬出来ますよ!って話に嫁さんが乗り気になりました。
翌週に体験乗馬に行き、嫁さんはやる気満々。私はどうしょうかな?以前ダイエット目的で二人でスポーツジムに通ってた事もあり、私は週末のみ、嫁さんは平日も週に何度か通っていたのですが、私はある程度成果がでたのと、忙しくなって通う時間も無かったりで私は退会、嫁さんはしばらく平日会員でいたりという感じでしたので、私もするのが良いのか、嫁さんだけでいいのか?という点で悩んだ所です。
乗馬クラブに、通うためにはそれなりに費用が掛かります。そこが気になった事もありましたが、最終的には私も通うことになりました。
決定打は、旅行先で『外乗(がいじょう)』といって、馬で山とか草原とか砂浜とか走れるようになるという事に魅力を感じ、自由に乗れるようになると良いなぁという事がきっかけでした。
なので、乗馬をめちゃくちゃ上手くなりたいとか、競技に出たいとかというつもりは全くありませんでした。
クラブでのレッスン実績
そして入会してレッスン開始。2年半ほど所属しましたが、コロナ禍でクラブの休業、自主的な休会で3ヶ月ほど抜けています。1鞍は45分レッスン。
基本は週末のみ。1日1~2鞍。最初の頃は最高5鞍あり。初級にあがってからは3鞍が限界。
クラブ クレイン東海
期 間 2019年6月15日 ~ 2022年1月14日
出席日 112日
騎乗数 232鞍(試験除く)
級取得 初めて~5級・・・ 曖昧なまま取得
初めて~4級・・・ 81鞍
初めて~3級・・・228鞍
レッスン内訳
それぞれ級を取ってからの鞍数。90分レッスンは2でカウント。
級 | レッスン内訳 | 鞍数 |
ファーストレッスン | 1 | |
ベーシックC | 8 | |
ベーシックB | 7 | |
ベーシックA | 8 | |
5級 | ベーシック馬場 | 14 |
ベーシック駈歩B | 6 | |
ベーシック駈歩A | 30 | |
4級取得 | 7 | |
4級 | ベーシック駈歩A | 37 |
初級馬場 | 36 | |
初級駈歩 | 53 | |
3級取得(速歩) | 6 | |
3級取得(経路) | 15 | |
3級 | 初級馬場 | 1 |
初級駈歩 | 3 |
乗った馬の鞍数
在籍中に乗った馬達。専用馬は主に指名(有料)で乗った馬。
馬 名 | 鞍数 | メモ |
ジャスパー | 25 | 3級試験・専用馬 |
ロッキー | 13 | 4級試験・専用馬 |
ラウル | 12 | 初級駈歩・専用馬 |
こてつ | 11 | ベーシック駈歩 |
ジル | 11 | ベーシック駈歩 |
ネイバー | 11 | 初級駈歩・専用馬 |
パンペルジュ | 7 | ベーシック駈歩 |
ソフィア | 6 | |
マエスタ | 6 | |
ラピスラズリ | 6 | |
ウーノベルジュ | 5 | 初級馬場 |
ハヤオ | 5 | |
ミモザ | 5 | |
リーベディッヒ | 5 | |
アグネーゼ | 4 | |
ノーブル | 4 | |
プリンス | 4 | |
レ・デルネーロ | 4 |
乗馬レッスンの軌跡
2年半のレッスンの内容、ポイントなどを振り返ります。
ベーシックは45分のうち準備運動とか、ゆっくり歩く時間が多いので馬を動かす時間は実質20分ぐらいです。
ベーシックの頃はほぼ嫁さんと同じレッスンを受けていたので、動画とか写真はありません。
ベーシックC~B
まずは馬に慣れること。5~10名でグループレッスン。小さい子供も一緒ですので、馬の上で寝ちゃう子もきるぐらい緩いレッスン。
事前に教本とかyoutubeとかで理解しておくと、無駄な時間にはならない気がします。
あくまで馬の特性とか慣れることが主体かなと思います。
ベーシックA
実際にはこの辺から馬の動かし方とか扶助(合図)とかを教えて貰います。馬の反応見ながら動かせるようになる感じかな。手綱の張り方とか、かかとを下げる癖づけ、ちゃんと扶助出来るようにする基本動作を覚えることかな。
スキーで言うなら、緩斜面で八の字で滑る、止まるをちゃんと出来るようになる感じかな。
ベーシック馬場
この辺から誘導(右へ曲がる、左へ曲がる)のレッスン主体になります。4級を取れるようなレッスンになります。馬をちゃんと動かせるようになること、この後駈歩レッスンになるため、走れる体制に持っていきガンガン動かせるようになる必要があります。
私はまだいまいち動かし方が分からず、扶助ってどうすんの?って感じでした。だってちゃんと教えてくれなかったもの。
こんな感じのスペースで柵の中を回るか、一部柵を開けて、誘導したりといった感じです。
ベーシック駈歩B
駈歩(かけあし)の運動を理解するために、マンツーマンで先生が長馬索を持って、馬に駈歩させて、動きを理解させるレッスン。最大3~4人を順番にするので、レッスンの人数が少なければ、長くなりますし、多いと5分ぐらいしかありません。あくまで慣れるだけなので、コツを掴めばすぐに次にいけます。
ベーシック駈歩A
4級を取るまで一番レッスンが多くなると思います。自分で駈歩を出せるようになることが一番のポイントです。
ちゃんと駈歩のやり方を教わることがなかったので、最初は試行錯誤とか、いろいろやったり、あーしろ、こーしろを聴いたり。
この頃、Youtubeで乗馬レッスンをやってるのを見かけてから、ちゃんと教わった感じ。
やっぱり、見本を見せて貰ってから、それを真似てするのが個人的にはわかりやすいです。
先生のこーして、とかは受ける先生によって全く違うので、かえって混乱します。
できるだけ同じ用先生のレッスンを受ける方が混乱しません。
グループレッスンなので駈歩出来る人、出来ない人と一緒になるのでメンバー次第で全然走れない事もあります。
過去には歩くだけでレッスン終わりとかありました。これは運ですね。あまりに差が有りすぎると、2つに分けて順番とかあります。その場合、半分は待ち時間になります。
自力で駈歩発進が出来るようになることが重要です。
4級取得
自力で駈歩発進が出来るようになると、4級取得レッスンに進みます。
4級受けるときは、基本は専用馬(指名馬)にして、乗りやすい馬を使います。そのため、事前のレッスンも専用馬を予約して受ける様になります。私はロッキーをお勧めされ、試験もロッキーで受けました。
試験は筆記試験と実技試験があり、筆記は馬の部位の名称や馬の色の定義とかの選択問題です。
100点取るのが基準です(合格は60点)。私は満点でした。
実技試験は決められたルートに従い、歩いたり走ったりします。かなり採点は緩めで、ソロで誘導出来て、駈歩が出来れば合格のようです。
私が4級を受けたときはボロボロでしたが、なんとか合格でした。
当初4級取ったら辞めるつもりだったのですが、4級ってほぼ意味が無いことがわかったので、もうちょい続けることにしました。
最初の案内で4級取れば外乗に出れると聞きましたが、実質全然意味がありません。そんなわけで3級を目標としたのです。
4級の試験は担当の先生がいて、外に試験官がチェックしています。
ベーシック駈歩Aの継続
4級を取りましたが、駈歩は暫くベーシックです。自力で駈歩できて継続し続けれる事が必要なので、暫く続けます。振り返っても4級取る前より4級取ってからの方が乗ってましたね。
先生には初級駈歩でても良いよって言われてからも、5鞍ぐらい乗ってました。
初級馬場
4級取ったので、初級馬場にデビューです。
ベーシックは両方にラチがあるので、馬が勝手にぐるぐる回ってくれますが、初級になると広いスペースになるので、自分で真っ直ぐとか曲げる、方向転換などが出来ないといけません。
基本は速歩で方向転換、斜めや山形に歩いたりと誘導の仕方、馬をコントロールする事を覚えていきます。
また、この頃から多少難しい馬が当てられることも増えてきますので、言うことを利かせるとか、反抗する馬をコントロールするとかしないといけなくなります。出来ない子は言うことを聞く専用馬で受けている方もいます。
初級馬場と平行してベーシック駈歩を並行して受けているうちに、安定した駈歩が出来るようになれば、初級駈歩にステップアップです。
初級駈歩
このあと3級に行くためには、自力で駈歩をして、さらに誘導や方向転換などが出来て、駈歩を継続できる必要があります。
また初級駈歩は最初は専用馬からになります。走ってくれる馬を割り当てて、走る練習が必要です。選定馬だと難しい馬などが当たるため、レッスン中に走らせきれない事になり、無駄になりますので、まずは走らせれることが大事だと思います。
専用馬として乗ったのが、最初はジャスパーでしたが、途中休養のため放牧でお休みになり、ラウルやネイバーに乗りました。
ある程度乗れるようになってからは選定でも乗るようになり、初めての馬でもなんとか駈歩できるようになりました。
先生の指導もですが、細かい所はYoutube先生でしたね。ラウルはらくーに駈歩ができるのですが、右回りの駈歩がいまいち苦手で、試験にも出てない(慣れてない)みたいで最終的に試験には使わない事になりました。
この頃、脚の合図のやり方などで開眼し、飛躍的に上達した感じでした。嫁さんは倍以上乗ってましたが、追い越した感じです。
コロナ禍で2020年4月~6月末まで私はレッスンを休みました。4月は乗馬クラブ自体が休業。その後は県をまたぐ移動は控えるようにというお達しのため、私は休止を継続、嫁さんは再開しました。
そして7月より再開しました。その間、スキーのごとくイメージトレーニングはやっており、再開後はもう3級いけるんじゃね?状態でした。
最短だと9月末に試験がありますが(試験は年4回、3月、6月、9月、12月)ちょっとギリギリ過ぎるので12月に受けて、1月には退会する事がここできまりました。
3級経路
3級経路レッスンは定員は5名まで、試験コースをまわるためひとりづつになるため、1レッスンで1回経路を回れるだけになります。参加者が2~3人の時は2回回れます。5人の時は待つ時間がかなりあります。
後から思いましたが、45分で一回だけ回るより、マンツーマンレッスンを取って45分みっちり経路レッスンした方が費用も時間も効率的です。嫁さんは後半その様にしてました。
前半は速歩誘導や駈歩で3~4周して、経路練習です。
以下の動画は2回目のレッスンです。そもそも完全ひとりで走ったのは3休止経路レッスンに出てからなので、継続するのはまだまだですがコースは覚えましたし、そこそこ動かせたのかなと思います。
経路の練習はこの動画を見て研究しました。経路は2022年の6月から変わりましたので、ご注意ください。
3級試験
12月の試験の日は雪になりました。前日クラブから電話があり、明日は雪だけど試験受けますか?と。1月に振り替え試験があるとの事でしたが私は年越しをしたくなかったので、予定通り受験しました。馬はジャスパーです。
横木通過で避けられたのと、駈歩の開始がな遅れた点がありますが、ぎりぎり合格でした。
よく考えたら、ジャスパーで横木3本で乗ったのはぶっつけ本番でした。
駈歩で速歩に落ちないように意識的に動かしていたので、ちょっと上体が動きすぎかなと思います。ジャスパー自体が結構弾むので尚更ですが。
無事合格でした。正式にスコアは公開されませんが、合格発表のあとで試験官の先生に聞きに行くとなんとなく教えてくれるそうです。
私のスコアはぎりぎり60点。採点は3名の試験官で付けるそうで、ひとりだけ61点ついてたそうです。なので、これが合格ラインという感じだと思います。
その後、3月、6月の検定を見ましたが、まさにスキー検定の2級をみている感じで、駈歩が途中で途切れても、馬の動かし方、バランスさえ良ければ合格ラインにいける感じでした。
終わってから思うのは、無理して継続させるより、バランス良く乗って、馬をコントロールすることですね。スキーも正しいポジションに乗って、スキーに走られないようにして自分のコントロール下にどきれば2級合格ラインと思いますので、同じだなと。
費用について
乗馬にかかる費用はやはりそれなりに掛かりますが、思ったほどとんでもない訳ではありませんでした。
あくまで乗馬クラブで馬を借りてレッスンを受けるというスタンスで説明します。
自分の馬を預けて乗るような人は別世界です。
初期費用
・乗馬クラブの入会金
・基本装備品
乗馬クラブの入会金はクラブでピンきりです。東京の某乗馬クラブは入会金500万とかありますし、クレインの場合、全国のクラブで利用可能なネットワーク会員で全日で15万円平日会員だと半額ぐらいだったかな。良くある営業トークで半額とか家族割とかで結構普通に払う人は少ないんじゃないかな?
そして、ブーツ、チャプス、ヘルメット、エアバッグベストなどで7万ぐらい。
他にグローブとか鞭とか必要になりますが、アマゾン、メルカリとかで買うのもありです。
私は短鞭はクラブで買い、長鞭、グローブ、乗馬パンツ(キュロット)はネットで買いました。
ランニング費用
月会費 15,000円(税別)
レッスン 平日1,500、休日2,000
専用馬 2,000~4,500
マンツーマン
乗馬保険 1日210円
月会費は2種類あり、月会費半額でレッスン代が割高というのもあり、月に7回が分岐点でした。月に6回しか乗らないなら月会費のやすい方がお得です。私は週1で2回づつとか乗る予定でしたので、通常でした。
専用馬を使い出すと費用はそれなりになります。
月に4日行って、2回づつ乗ると
月会費 16,500円
レッスン 17,600円
保険 840円
合 計 34,940円
うちは2人でしたので、この倍が固定費嫁さんは平日にも倍ぐらい乗っているので、それなりの負担です。
他のクラブは月会費抑え目で1回5,000円ぐらいとかも多いです。
これに4級取るぐらいから、専用馬がかかります。乗りやすい馬は高く、癖のある子は安いという感じ。嫁さんは回数乗るから2,000円の馬に、私は回数減らすために3,000円の馬に乗ってました。
これまでの費用は怖くて出せません(笑)
うちは子供が居ないので、その分なんとかなった感じです。
ジュニアは料金体系も別でかなり安かったと思います。
他に掛かる費用
青天井です。
上達するに従い、クラブから色々と売り込みがあります。乗馬用品は殆どがドイツ製、イギリス製です。マーケットが限られているので安くないです。
鞭は4,000~15,000円、グローブは3,000~20,000円、キュロットは1万~4万(もっとするのもありますが)
高い装備が鞍です。初心者の頃に使う鞍と3級ぐらいになって使う鞍が違うのですが、40万~100万ぐらいします。
昨今の円安で昨年の秋に2割から3割ほど値上げしたようで、嫁さんは値段があがる前にポンと買ってしまいました。それまではメリカリで3万程で手に入れたものを使っていましたので、最初はメルカリなどで鞍を買う方が良いかと思います。
鐙(あぶみ)一昨年のクリスマスプレゼントでねだられました。クラブにて。
私は売り込みを完全無視していたので、鞍はずっとクラブの鞍を使っていました。
ブーツとチャプス(カバー)より、長ブーツのほうがフィットするので、買う方も多いです。クラブでもオーダー会が頻繁にあるので、買われる方多しです。10万ぐらい。
他の馬具でゼッケンとか手綱とかマイ馬具を持たれている方は非常に多いです。嫁さんもことある毎に、あれが欲しいとかこれ買ったとか・・
私も独身時代はスキー用品(板はトップモデルを)毎年買ってたので、何も言いません。
続けるのであれば、ちゃんとした道具は上達にも繋がりますので、有効だと思います。
乗馬を辞められた方もメルカリなどでたくさん出品されていますので、その辺も使うと良いんじゃないかな。
まとめ
乗馬のメリットは人馬一体の言葉通り、馬と意志疎通して思い通りに動かせるようになることです。自分の操作だけではなく、馬に思うように動くように指示命令をして思うように動いてくれたときはとても気持ちも良く、相棒って感じになります。
あと、旅行先で馬に乗れると楽しいですね。とぼとぼ歩くより走り回れるのはとても気持ちいいです。
乗馬クラブは比較的お手軽に始めれますが、グループレッスン中心ですので、上のクラスに行くとレッスンの濃さはどんどん薄くなります。
私が3級以上に行かなかったのは、費用もですが、1レッスンで10名以上のレッスンになってて、まともなレッスンにならないなとか、専用馬取って、実質乗るの15分とかなんだかなと思うからです。
マンツーマンレッスンとか取れれば良いですが、抽選になるのでくじ運が・・・
1~999で順番が決まる。ほぼ無理。
そんな訳で乗馬クラブ通いを止めました。馬は好きですし、たまに乗るのも楽しいです。
いまだと嫁さんの方が全然上手いと思いますが。そんな感じ。
最後までお読み戴きましてありがとうございます。