こんばんは、すきーやです。
東海エリアの梅雨入りが発表されました。
昨年より8日早く、例年より2週間早いそうですね。5月に梅雨入りしたのは10年ぶりだそうです。
そして台風の大雨で色々と大変だったようです。
今週の子ねこ
猫クラミジアになって目やにが酷かったはるちゃんもかなり治まってきました。しかし目薬を差すのも大変です。
明日、動物病院に通院です。治ってるといいな。
はるちゃん! さくらちゃん!
な~に~!!
どういう体勢かわからん。
富士総合火力演習
2023年5月27日(日)は陸上自衛隊の富士総合火力演習の日でした。
以前は8月終わりの日曜日だったのですが、東京オリンピックの年から5月末に変更となり、2020年からはコロナ禍で一般来場者なしの開催でした。
陸上自衛隊の富士学校の隊員への教育のため実弾を使った訓練の成果を公開する場として、60年以上続けられています。
一般来場者はネット応募による抽選で30倍以上のかなりのプレミアムチケットななっています。
入場枠は29歳以下の青年枠があり、こちらの方が確率は高いようです。自衛官募集PRの
要素があるからですね。
前半と後半の2部構成で前半が装備品の説明とデモンストレーション、後半がシナリオに沿って実践形式の戦闘シミュレーションを行います。
2014年からは島嶼部防衛のシナリオに沿って作戦が展開されているようです。
総火演の一般の見学は廃止
総火演の申込みは毎年応募しておりましたが、遂に叶わず。今年以降、総火演の一般参加は行わない事に決まったようです。
自衛隊の活動範囲が広がるなか、防衛省・陸上自衛隊は部隊の人的資源を本来の目的である教育訓練に注力するため、今後の総火演は一般公開せずオンラインでのライブ配信に限定すると発表。
総火演の実施で3万人以上の参加となると、会場整備や送迎(富士学校から演習場まではバス、トラックで移動となります)など、そういった事に人手を割くのはということなんでしょうか?
そういえば2017年に、昼間の事前演習時に90代男性が行方不明になり、夜間演習が中止になった騒ぎがあり(自宅に帰っていたことが後で判明)、そんな問題もあるのかもしれませんね。
もう一度行きたかったです。
昔、総火演に行ったことがあります
『もう一度』と書いたとおり、30年以上前に総火演に行ったことがあります。
ホテルに勤務していた頃、同じ職場の同僚はホテルに来る前は陸上自衛隊員だったので、総火演の話を聞いて、『行ってみたい』って思った訳です。
ただ思いつきで行けるわけもなく、入場申込みはとっくに過ぎているのですが、その人は『ちょっと防衛庁に電話してみるわ!』って当時六本木(ヒルズの有る場所)に電話して、交渉したみたいで、色々とありましたが、今からハガキは間に合わないので、直接富士学校に行って下さいと言質をとったみたいです(すげえよ)
そして当日未明に車に乗って4人(元自衛隊員2名、一般人2名)で裾野市の富士学校に向かいました。
駐車場にて
総火演のチケットは後から知ったのですが、駐車場が使えるやつは更に競争率が高いらしいですね(800倍とか)
そんなことも知らず、同僚に連れられて富士学校の駐車場へ。当然チケットは無いのですが、『先日、防衛庁の○○部署の○○さんにOK貰った。郵便は間に合わないので、直接行ってと言われた』と半ば強引に駐車場へ。
富士学校から演習場までは敷地内を走るため、自衛隊が送迎をしてくれます。
マイクロバスとトラックでしたので、迷わずトラックへ。乗り心地は良くないですが、こんな体験出来ませんので・・・
そして総火演が始まりました。
前半は装備の説明とデモンストレーションです。
74式戦車
当時の主力戦車です。
2スト空冷V型10気筒21500ccエンジンにターボチャージャーを付けたモンスター。
馬力は720馬力あります。
74式戦車は今年で全て現役引退だそうです。
90式戦車
国産3世代目で徐々に最新型の10式に入れ替わっていますが、この年に90式戦車がデビューしました。
エンジンは2スト水冷V型10気筒の21500ccにターボチャージャー付で74式戦車と変わりませんが、1500馬力と倍増しました。
87式自走高射機関砲
車体は74式戦車をベースにしているので、機動力はほぼ同じ。別名ガンタンク。
ドイツのゲパルドと同じタイプ。レーダーで追いかけながら高速砲撃するので、実はかなり強力。
203mm自走榴弾砲(アメリカ製のM110A2)
自走式では最大口径をほこる203mmの榴弾砲。射程は通常弾で24キロもあります。
地対空誘導弾 改良ホーク
ホークの意味はHoming All the Way Killerだそうです。これは知らなかった。
81式短距離地対空誘導弾
2台でワンセットです。前がレーダーなどの射撃統制車と後ろが誘導弾の搭載した発射機
最新型は1台に集約されています。
自衛隊員の火力装備
自動小銃とかの解説です。
火炎放射器もあります。
実弾演習
74式戦車の主砲。まだアナログの時代ですが、精密射撃をしていました。
かなり先の的に全弾命中は当たり前ですね。
木の影から対戦車ロケット
ロケット砲
命中!
当時の防衛庁長官が来られたようです。
シナリオでのシミュレーション
今の時代は島嶼部防衛(敵国が上陸するのを防衛する)としてのシナリオですが、この時はあくまで上陸してきた敵国を排除、制圧するシナリオだったと思います。
時代は攻められたから取り返すのではなく、能動的な防衛という感じかな。
習志野の第一空挺団の落下傘降下
陸上自衛隊の精鋭がいる第一空挺団のデモンストレーション。
ネットゲーで知り合った人が第一空挺団のそこそこの階級の人だった。頭おかしいレベルの人の集団(めちゃ尊敬してます)別名『第一狂ってる団』
ちゃんとセンターステージに着陸。さすがです。
Fー4EJによる空爆
空爆は本物を使わず、地上の爆薬を爆発させていますが、ここから戦闘の開始です。
Fー4が飛来して爆撃して引き返します。
どどーん!!
OHー6D観察ヘリ
偵察ヘリが登場。ヘリの機動飛行です。
敵部隊がな居ないことを確認して、部隊を派遣します。
CHー47 バートル
大型輸送ヘリが登場です。
強行着陸したら、ジープが出てきました。
斥候部隊が偵察走ります。
今はジープではなく軽装甲の機動車が使われるようになったと思います。
続いてオートバイ部隊。
オートバイ部隊は機動性が高いので、いまも使っていると思います。
ジャンプも披露。ダイナマイトも使えば、仮面ライダーの登場シーンですね。
オートバイ乗りながら小銃を撃つのも自衛隊ですよね。アクセルは固定できるそうです。
斥候部隊が敵を確認したので、砲撃開始です。
Tー74の主砲。
ちゃんとアナウンスで『撃て!』『だんちゃーく』『いま!』と流してくれたのでよく分かります。
82式指揮通信車も登場
203mm榴弾砲。
撃つ度にズシーンと空気が震えます。
こちらが155mm榴弾砲
だんちゃーく!! 数キロ離れた所から狙った場所に砲撃するなんて。
敵陣に初弾を浴びせてます。
ある程度殲滅した所でAHー1Sコブラが上空から攻撃を開始します。
ヘリ部隊と連携して戦車舞台も展開します。
Tー74が主砲を撃ちながら前進します。
敵陣に向かっていきます。わらわらと戦車が出てきて、壮観な眺めです。迫力満点。
戦車が主砲をバンバン撃ちながら掃討していきます。
凄い迫力です。
そして制圧すると弾幕が張られて、制圧完了!
どーん!で終わります。
それにしてもすごい人です。
確かにこれだけの受け入れをするのも大変ですね。もうライブで見れなくなるのは残念ですが、ネット配信が、されるので解説とかもあるし、迫力はありますね。
ただ、目の前で榴弾砲とか撃ったときのズシーンという地響きは味わえないのがね。
今年の総火演
そんな訳で今年の総火演の動画です。
富士総合火力演習の一般参加はできなくなって、楽しみがなくなりなって非常に残念です。
せめてもう一度見たかったな。
そういえば、会場の東富士演習場って山中湖の横かなとおもってたのですが、ここは北富士演習場だったようです。
昔山中湖に住んでたとき、朝9時過ぎから『ドーン、ドーン』と爆発音や地響きがするんですが、自衛隊の演習と理解してめっちゃ近くだったと後で分かりました。
そんな感じ。
最後までお読み戴きましてありがとうございます。