こんばんは、すきーやです。
週末にどこか行こうと思ってたら、いきたいところが満室ばかりでした。さすがGOTOパワーですね。
休業期間が終わって、週末だけだと旅行しづらくなりましたね。早めに計画しないとなーと思っている日々です。
今回は私の秘蔵の旅館を紹介したいと思います。私のお気に入りなので、多少過剰評価もありますが、ご了承下さい。
この旅館は長野市から少し離れた山の中にある一軒宿です。
この宿は日本一予約が取りにくい宿とかで一部の方に有名です。
私はこの旅館を30年前から利用しています。とはいえ以前は毎年恒例にしていましたが、結婚前ぐらいからは(安くないのと一人でとかは流石になので)利用せず、結婚10周年に使うつもりで計画していた宿です。
最終的に10周年の年は家の猫が病気になり、その看護で行ってられそうにないと踏んでキャンセルして、翌年にリベンジしました。
それ以降は毎年の結婚記念日の定番に考えていたのですが、翌年からの結婚記念日には予約が取れなかったり、平日だったり、海外に行ったりとでそれ以来行けていません。
また行きたいなと、計画しつつ、予約をしたりしていますが、中々取れない状態です。
前置きが長くなりましたが、今回ご紹介する旅館は、須坂市の仙仁(せに)温泉にある『岩の湯』さんです。
場所は長野市から東側の須坂市からラグビーの合宿で有名な菅平高原に登る途中にあります。
初めて来たのは私がまだ24歳の頃、地元の友人(当時一緒に温泉巡りをしていた同僚)から『仙人(せんにん)温泉』って所があるみたいよ。行ってみない?というお誘いで行ったのがきっかけです。名前が微妙に違っていたのは後でわかりました。
予約について
この旅館は予約が中々取れないという事で雑誌や口コミに書かれています。
しかし、部屋数も少なくリピーターが多いので、あまり話題になることは少ないかなと思います。
私が初めてここを利用した際にも、土日は1年先までほぼ満室、平日も所々しか空いていませんでした。
一時期は話題になり、かなり取りづらくなっていたらしいですが、最近はそうでもないかもです。しかし週末は相変わらず厳しいですね。
その頃はホテル勤務でしたので、3ヶ月ぐらい前に電話して空いてる日で予約して勤務シフトをそれに合わせるという方法で利用していました。
しかし、事務所勤務になると週末でしか予定が組めないので、1年前から狙って週末の予約する必要があります。
予約開始日は11ヶ月前の1日から。
2021年10月9日(土)の予約は11月1日から電話での予約開始。
そのため毎月1日は電話が通じにくくなります。
この時は月曜が結婚記念日でしたので、日・月の2泊にしたため予約開始日の翌日でも予約できました。
ネットやOTAでの予約はできません。最近、日本秘湯を守る会のサイトで出来るようになりましたが、直近の日付だけでほぼ空いてないので、電話して聞くのが一番です。
ミシュランガイドの『***』三ツ星はそのレストランに行くために旅行を計画するべき。みたいな話だったと思いますが、まさにここは三ツ星の旅館だと思っています。
お正月の予約が不可能な旅館
知ってる人は知ってる話なのですが、この旅館はお正月の予約は不可能です。常連とかしか予約できないのではなく、旅館がお休みだからです。
お正月を休館日にする旅館。以前はお盆やクリスマスとかも休みにしてた気もするのですが、従業員のためにお盆、正月を休みにするという旅館です。それにより離職率も激減したとのことです。
最近は旅館でも定休日を設ける所が増えていますが、書き入れ時に休みにする社長が凄いですね。
なおGOTOは対象外です。
ファースト・インプレッション
初めて訪問した際、駐車場に車を停めて、玄関に向かおうとすると、作務衣を着たスタッフの方が、『○○さんですね、ようこそいらっしゃいました』と声を掛けてこられたんです。
最初は気にもしなかったのですが、よくよく考えると『なんで分かったの!!!』
後で考えると、初めて来る長野ナンバーの男2人という事で、分かったのかなとか想像しましたが、そういう対応をさらっとされた年配のスタッフの方をみて、『この旅館すげーよ』と感動しました。
当時、私も友人もホテルに勤務していたので、まさに衝撃的でした。
駐車場から館内へ
国道に面しているので、車通りはそこそこあります。そのため、若干トラックなどの音などがきこえますが、木々と間にある川で世界が切り離されている感じがします。
車寄せも異空間の始まりです。
橋を渡って、別世界へ誘われます。
川のざーっという流れの音で、普段の喧騒から切り離される感じがします。
玄関が見えてきました。この先にどんな驚きがあるか期待してしまいます。
フロント前のラウンジに案内されてチェックインの手続きをします。
ここから時間の流れが非常にゆっくりになった感じがします。
チェックイン
チェックインの手続きの前に、抹茶が提供されます。ウェルカムサービスですね。
しかもこの抹茶かなり本物です。
始めてきた頃は、お客様と付かず離れずといった雰囲気を醸し出していて、凄い教育をされているなと、感動を覚えていました。
客室について
初めて来た頃は、仙山亭4室(離れの広い部屋)と仙寿亭(本館のふつうの部屋)でしたが、何年か前に増築して仙郷亭ができていました。全部で20室はなかったと思います。
仙山亭は過去に一度だけですが、利用したことがあります。和室2室、洋室の居間、書斎がある部屋です。当時は仙寿亭が24000円ぐらいで、仙山亭が30000円だったと思います。今は4万オーバーですね。
仲居さんと、私達もホテルのフロントなんですみたいな会話をしていると、私と同じ会社にいる人が、毎年結婚記念日に仙山亭に2泊されているという話を聞いて(後から本人に聞きました)、私も将来そうできると良いなとか思った事があります。
今回は、その方に倣って結婚記念日に2泊した時の記録です。
この宿はある程度年齢を重ねてから、泊まった方が良いかなと思ってたので、結婚してすぐはやめておいたという経緯があります。
うちの嫁さんがこういった物が分かるようになってからと思ってましたので。
今回の部屋は仙郷亭だったと記憶しています。以前とは部屋の行き方が違ったからですが、あまりちゃんとチェックしてませんでした。
部屋の構成は和室10畳+洋室といった作りです。
テレビは障子で隠れるようになっています。この宿にテレビは不要です。
洋室には水回りと電子レンジもあります。
窓の外は木々に覆われて、道路からは隔離されています。また、目隠しにもなっています。
滞在中、他のお客様と会うことは殆どありませんでした。
建物が広く、通路もあちこちに整備されていますので、散策するだけでもかなり楽しむことができます。
また、通路のあちこちに図書室があり、様々な本が置かれて、また寛ぎながら読みふける事も出来るようになっています。
ライティングもかなりこだわりが感じられ、落ち着いた雰囲気を醸し出しています。
温泉について
ここは洞窟風呂が有名です。
混浴ですが、夕方の一部の時間が女性専用になります。また湯衣がありますので、安心かと思います。
内湯の浴室から扉をあけると、滝が流れる空間があり、その先が洞窟になっています。
奥行きは30mほどあり、途中で二手に分かれ、最奥は真っ暗で湯溜まりになっています。
湯温はかなり低めですが、密閉空間なのでサウナみたいになっていて寒くは感じません。そのため、2時間とかでも入っていられます。
気分的には探検してる気分になれます。
二手に分かれる一方は5mぐらいでちょっと開けた空間になります。
何度目かの時に飲兵衛2人と行った際、深夜誰も来ないときに、お酒を持ち込んだ事がありました(真似はしないで下さい)
内部で撮影したのはこの時だけしかないので・・(写っているのはその飲兵衛1です)
湯上がりには冷やしプチトマトがあります。
寒い時期には別の物があると思いますが、5月~10月ぐらいしか利用したことがないので。
長くなりましたので、次回お楽しみの食事編に続きます。
最後までお読みいただきましてありがとうございます。