こんばんは、すきーやです。
本日、毎年のインフルエンザワクチン接種しました。来年もインフルエンザとコロナと2つする必要がありそうですね。
マイ・フェイバリット長野シリーズの第3話です。過去2回はドライブルートでしたので、今回は食にまつわるお話です。
長野の食べ物といえば、何を思い浮かべますか?長野と言っても北と南では食文化も違いますので、私が住んでいた北部寄り(実際は東信)のいわゆる信州ということであれば、『蕎麦』ではないでしょうか。
そんな蕎麦を巡る旅でご紹介しようと思います。
軽井沢入りから出発です
長野県(特に北側)の商圏は関東方面かと思います。南信あたりは愛知県、岐阜県の商圏だと思いますが、北信・東信はやはり関東圏ですね。新幹線や上信越道で長野がかなり近くなったと感じます。
東京方面から長野に向かうと、最初に入る街が軽井沢町です。
日本で軽井沢という町を知らない人は居ないと思いますが、軽井沢が『郡町』であることや、長野県にあることすら知らない方はそれなりにいるのではないでしょうか。
実は私も軽井沢のホテルで仕事するまでは良く知らず、何となく埼玉県あたりのイメージがありました。
当時大阪に住んでいて、都会の生活から離れる気は全くなかったのですが、軽井沢は何となく都会に近いイメージがあったので、二つ返事で転職をした経緯があります。実際に引っ越して衝撃を受けたのですが・・・(笑)
ちょっと横路にそれましたが、長野県を巡る蕎麦の旅です。蕎麦嫌いの人はゴメンナサイ。
軽井沢町に入るとすぐにテレビで有名な旧軽井沢や西武グループの新軽井沢があります。
軽井沢駅周辺は観光地仕様なので、あまり美味しいと思えるお店はなかったので、パスします。
かぎもとや(中軽井沢)
軽井沢駅からしなの鉄道(旧信越本線)に乗って旅を進めます。軽井沢の隣が中軽井沢です。
浅間山を超えて群馬に向かったり、星野グループの総本山の『星のや軽井沢』があります。
その中軽井沢駅前にお店を構えるのが、『かぎもとや』さんです。
私が長野県に来て初めてお店で食べた蕎麦がかぎもとやさんです(長野駅の駅蕎麦除く)
長野の前は大阪に住んでて、大阪と言えば蕎麦より関西風のダシの効いたうどんですね。
蕎麦が美味しいと感じたのはここで食べてからです。
観光地のお店ですので、めちゃくちゃ美味しいかと言われると分かりませんが、一定レベルにあると思います。最初の印象があるので・・・
軽井沢のホテルで仕事している頃は、お昼のお蕎麦でかぎもとやさんをお薦めしてましたし。
が、新幹線のお陰で中軽井沢の観光客の流れが変わって、厳しくなったので質とか落ちてるかもしれません。
信州蕎麦の草笛 小諸本店
中軽井沢の先は小諸に向かいます。小諸も新幹線化でかなり寂れた街になってしまいました。
幾つかのホテルも潰れ、駅前も閑散としています。小諸懐古園もぐっとお客さんも減っていますが、懐古園の入り口近くに草笛の本店があります。
ここのお勧めはクルミダレで食べるクルミそばです。くるみの香ばしい香りで蕎麦の風味が引き立ちます。嫁さんも初めて食べて感動していました。
またここには蕎麦掻きもあります。
蕎麦掻きも軽井沢に住んでから教えてもらった料理です。蕎麦よりも蕎麦の風味がダイレクトに味わえます。蕎麦掻きのある蕎麦屋は大体当たりのお店が多いです。
郷ごころ(小海線三岡駅)
小諸で小海線に乗り換えて三岡駅まで移動します。無人駅の三岡駅の駅前に目指すお店があります。郷(さと)ごころというお店です。
実は私はまだここに行ったことがありませんが、長野の友人が一押しするお店です。地元民の心を掴んだお店で、美人若女将のハートも掴んだと聞きました。
できればこのお店は火曜日に訪問するのがお薦めで、火曜日だけ10割そばを提供しています。
私もまだ行ったことがないので、是非火曜日に行きたいと思っています。乞うご期待!
そばの里 丸屋(上田市)
小諸からしなの鉄道に戻り、真田丸の真田幸村で有名な上田市に向かいます。
駅から少し離れますが、上田の蕎麦の名店といえば丸屋ですね。上田出身の元総理経験者も通っていたという丸屋さん。私が訪れた際もいらしたようで、一緒にいた友人とは友人の実家のお店にも通われていて旧知の仲だそうです。
かなり混んでいるのがネックですね。
刀屋(上田市)
丸屋が込んでる場合は少し駅よりの刀屋さんへ。最近はこっちの方が多いです。
ここのざるそばはボリューム満点で蕎麦湯もかなりトロトロの蕎麦湯が出てきます。この蕎麦湯が好きで、長野(東信)で蕎麦といえばここに行っています。
十割そば 大善(善光寺門前町)
上田を離れ、長野市に入ります。長野市といえば、善光寺ですね。『牛に引かれて善光寺』と言われるように長旅を経て食事として善光寺界隈に蕎麦屋さんが発展してきたそうです。
ここでは、十割そばの大善さんですね。
十割そばのことを生蕎麦(きそば)といいますが、時々お土産用に生蕎麦(なまそば)と書かれているのがあるので注意が必要です。
10割そばはそば粉100%でつなぎが使われていないので、ザラザラ感がありプツプツと千切れやすいのが特徴です。
その分、蕎麦の風味や喉こしが存分に味わえます。
蕎麦屋さんの天ぷらはカラッと揚がってて美味しいですよね。
ここにも蕎麦掻きがあります。わさびで食べるのがお薦めです。
蕎麦処 うずら家(戸隠)
長野から少し離れますが、戸隠にあるうずら家さんです。信州の蕎麦の生産地と言えば戸隠の霧下そばです。
ちょっと不便なのと、道路が激混みになるので行くのは少し躊躇しますが。
戸隠神社はパワースポットとしても有名です。
戸隠は宮崎の高千穂の天岩戸と関係しており、手力男命(たぢからおのみこと)が天岩戸の扉を開けてブンと放り投げた先が戸隠と言われています。イチローも真っ青なレーザービームですね。
手打ちそば つばくろ(安曇野)
長野市から松本に向かう途中で安曇野に逸れます。安曇野の大通りから外れにぽつんとお店があります。ホントにここでいいのかな?と思える場所につばくろさんがあります。
こだわりのある店主がこだわりの蕎麦を出してくれます。他にもおぼろ豆腐とかなんか色々とあったと思います。栃尾の油揚げみたいなものも美味しかったです。お客さんが少ないと話し好きな店主が色々と教えてくれます。
もとき開智店(松本)
松本に戻って、松本城近くのもときへ。
ここは吟醸蕎麦と呼ばれる、日本酒の吟醸酒のように、蕎麦の実の中心部だけを使った贅沢な蕎麦です。中心部のみを使っているので、蕎麦の色も白いです。支店が名古屋の松坂屋に入っています。
雑味の少ないスッキリとした蕎麦が味わえます。
嫁さんは暖かい蕎麦ですが、天ぷらが揚げたてなので、ジュージューいってました。サクサクで美味しいです。
信州のそば『裾花郷』→閉店
そして蕎麦の旅も終わりです。長野駅からは新幹線で関東に戻ります。
最後は長野駅の駅蕎麦です。なんだ駅蕎麦かと侮るなかれ、ここの蕎麦はただの駅蕎麦とは違うよと、紹介したかったのですが、コロナ禍で2020年秋に閉店していました。
駅蕎麦は冷凍物の蕎麦が多い中、ここの特製蕎麦はなま麺が使われており、本格的な蕎麦が味わえたのですが、非常に残念です。
新幹線ホームの駅蕎麦も閉店したとか記事がありましたので、コロナ禍は駅蕎麦業界にも大打撃を与えているようですね。
13、14番線新幹線ホーム そば店 →閉店
【閉店】信州そば りんどう - 長野(JR・しなの)/立ち食いそば | 食べログ
信州蕎麦処 しなの
そんな中、ホームの階段したに構える駅蕎麦があり、ここは信越本線を北上して妙高高原や上越に行く際に良く利用してました。
ここは残っている模様なので、今度行ったら行かなきゃね。
清野商店(小諸駅) 2021年10月8日オープン
閉店したお店があれば、オープンしたお店もあります。寂れつつある小諸駅の駅舎内に蕎麦屋さんがオープンしました。
しかもお店を開いたのは、元駅長さんです。寂れゆく小諸を何とかしたいと思われたのか、8年ぶりに駅のそばが復活しました。
こういう明るいニュースは良いですね。こっちも行かなきゃね!!
長野の蕎麦店を10店、ご紹介しました。
2日で食べ尽くすには結構ハードル高めですが、ぜひそんな長野旅もよいものかと。
そんな感じ。最後までお読みいただきましてありがとうございます。