こんばんは、すきーやです。
熱海の土石流で大変なことになってますね。熱海は1ヶ月ほど仕事でヘルプに行っていた事があるので、すこし気になっています。
また、伊豆山はこれからの開発物件があって心配しましたが、場所は少し違うところのようでした。
捜索が進むように祈りたいと思います。
さて昔を懐かしむシリーズの4回目です。
2002年3月に生まれて初めてビジネスクラスでカナダにスキーをしに行った時の話です。
前回までの話はこちら。
今回はブラッコムマウンテン編です。
ウィスラーは有名ですが、何故かブラッコムは知らない事が多いですね。
ブラッコムマウンテン
ウィスラービレッジから見て右側がウィスラー、左側がブラッコムです。並び順ならブラッコム&ウィスラーですね。
ウィスラーは山頂までリフトであがることができますが、ブラッコムは山頂までリフトがないので、メジャーになれなかったのですょうか。
ブラッコム山頂からは立ち入り禁止エリアが広がっており、リフトかけても滑れないという為でしょうか。斜度がきつすぎて雪が付かなくて、黒い岩肌が見えています。
Sevens Heaven
7つの天国という、ユダヤ教の経典なんかに出てきます。最後に神様に出会うところとか、そんなはなしだったかと。
ブラッコムのゲレンデ上部に広いゲレンデがあります。ここがセブンスヘブンと呼ばれるゲレンデです。
リフトに乗って上部にあがると森林限界の上に何もない、広大なスペースが広がります。
そう、ここがSevens Heavenです。
初めて見た瞬間、『なんだここは!!』と言葉を失いました。
見渡す限り全てがゲレンデ。今まで見たことのないゲレンデでした。
このコースを滑っていると、何もないのでスピード感も少し麻痺して、気付いたらかなりのスピードが出ていて止まれずにぶっ飛んでいって、神様に近づけたからセブンスヘブンかもって思ったりしました。
Y氏も訳わからん事を発するようになりました。カナディアン・スキーヤーに負けないように、日本人だから、侍魂で攻めてやると。
ガンガン攻めてると、ギャラリーからは注目の的でした。ヤーヤーとかかけ声もかかり、本人もかなりその気になってました。
グレイシャー(氷河)
ウィスラー&ブラッコムの特徴は氷河のスキーコースがあります。
ここがブラッコム氷河の上部ショーケースTバー。ここは万年雪なのですが、地球温暖化で万年雪が溶けて地表が見えだしているとか、またこのTバーリフトは閉鎖になったとか。
サマースキーもだんだんと出来なくなりつつあるそうです。
下まで氷河が続きます。こうやって見ると川のようですね。
この時、上のショーケースTバーのところで派手に転けました。
結構ヘトヘトになっていたのと、曇ってて雪面が見づらかったとか、色々言い訳がありますが、凍ったところにすくわれて、すってってんころりん。と派手に転んでストックも板も外れて散らかってます。
この後、この横のTバーに乗ってる?方々から、『Are you OK?』と声を掛けられて、『OK,OK Thank you , thank you』と訳もわからず返事してました。
海外ではみんな気軽に声をかけますよね。スキー中もよくリフトの上から声を掛けられたりしましたので。
こちらがHorstman Glacier。氷河の続きです。
このあたりの万年雪はほぼなくなったみたいな記事がありました。
そしてこの日は、午後からほぼヘロヘロになっており、滑るよりもY氏の撮影メインになってました。初日に飛ばしすぎたのと、午前中のセブンスヘブンで調子こきすぎて、ライフはほぼ0でした。
Y氏の滑っている動画しか残ってないので、省略します。
ブラッコムの印象は、上部のセブンスヘブンに代表される広大なバーンと、グレイシャーと呼ばれる氷河スキーが特徴的です。オリンピックにはウィスラー向きですね。
高所恐怖症の発端
さて、私は高所恐怖症です。そのきっかけになったのが、ここブラッコムだったと思います。
それまでは高所恐怖症ってほどではなく、普通に高いところなんかも、全然だったのですが、この時を機会になったんだなと思います。
そのきっかけは、このグレイシャーコースに掛かる、Glacier Express のリフトに乗っているときに起こりました。
リフトに乗って200mほど進んだ頃でしょうか。リフトが緊急停止しました。リフトに乗っていれば緊急停止なんかは頻繁に起こるので、どうってことありません。
しかしこの時は、最終的に45分ほど停止しました。
最初止まって5分ぐらいして動き出したら、10秒ぐらいでまた停止。それから長時間となった訳ですが、停止した所は地上から20mの高さを通っており、しかもちょうど私たちの下は谷みたいになっている所でさらに深くなっていました。
止まってしばらくはなんて事がなかったのですが、30分ぐらいすると、急に心臓バクバクして急に怖さがこみ上げてきたのです。
ここから落ちたら確実に死ねるな。と思うようになったからかな。
それから高いところが苦手になりました。そのため、これがきっかけなんだろうなと思っています。
この件と朝からの疲れで、この日は早々に引き上げて、下の方の緩斜面に戻ってもらいました。
そのため、この日はあさいちのセブンスヘブンとお昼のチーズバーガーしか記憶に残っていません。
いま思えば、ちょっと勿体ない気もしますが、そんな感じのスキーツアーでした。
そんな終わり方だったので、いまだ消化不良だったのかもしれません。
今回振り返ってみても、この日の午後からの記憶はビデオで残っているものしかありません。もう一度行ってリセットしたい感じですね。
そんな感じ。
長くなりましたが、次回が最終回で日本に戻ります。最後までお読みいただきましてありがとうございます。