こんばんは、すきーやです。
新年早々、芦原温泉に行ってきました。
永平寺へ行き、あわら温泉の大江戸温泉物語に泊まり、月うさぎの里でうさぎと戯れたのち、北陸道で北上します。
これまでのお話はこちらから。
この向こうは日本海です。
石川県立航空プラザ
今日の一番の目的地は小松空港近くにある、石川県立航空プラザです。
この日は月うさぎの里ぐらいしか予定をしておらず、羽二重餅を買って帰るぐらいのつもりだったのですが、小松空港まで30分ぐらいというのが分かり、朝食を食べている時に、嫁さんにここに行きたいと要望して行くことにしました。
ここは県営でなんと入場料無料です。一部の設備は有料ですが。この内容で無料はさすが県営。
小松空港からは目と鼻の先です。
小松空港は民間と航空自衛隊の基地との併用空港です。
また航空自衛隊小松基地は飛行教導群のベースでもあり、ここに所属のFー15アグレッサー部隊は敵機役のため塗装も特殊塗装になってます。まさに日本のトップガンですね。
小松基地の航空祭には一度来たいのですが、人気のため難しいのです。高速も大渋滞になるそうです。
ロック岩崎氏のピッツスペシャルSー2B
ここに来たかった理由は以前ブログにも書いた、ロック岩崎氏の愛機が展示されているため、見に来たかったのです。
エアロックの飛行機は建物に入ってすぐに展示されていました。
2000年の岐阜基地航空祭でみた22年ぶりの実機です。ちょっとカンドーです。
めっちゃかっこぇえ。
2000年の岐阜基地航空祭の写真から。
その横にはジャイロプレーンが置かれていましたが、こちらは個人所有で自家製のジャイロプレーン。
ジャイロプレーンは上のプロペラは動力で回してなくて、前進する事で、上のプロペラが回転し、それによって揚力が生まれるんですよね。
ジャイロプレーンは1981年公開のマッドマックス2でジャイロキャプテンが乗ってたのを思い出します。
いかにも手作りですね。
航空自衛隊があるので、パイロットの装備も展示されていました。
自衛官募集中です。
トップガンならぬ、トップランでした。
それでは2階へ上がります。
2階には飛行機の歴史や政府専用機の貴賓室展示やシミュレーターがあるそうです。
昔人類が鳥のように空を飛びたいと思った軌跡が解説されています。
多くは模型が主体ですが。
昔のがんばってました感が解りますね。
この辺になると、鳥人間コンテストに出てきそうな形になってきます。
形状だけでも試行錯誤したんでしょうね。
そして星形エンジンと複葉機と完成型に。
複葉機は第一次世界大戦で飛躍的に進化しました。エンジンの出力がまだ小さかったので、沢山の揚力が必要だったのです。
そしてエンジンの高出力化に伴い単葉機へ、そして空気抵抗を減らし、速度への挑戦。
第二次世界大戦の時代です。
零戦のように高出力エンジンとペラペラの軽量化で速度と機動性への進化ですね。
戦争が終わり民間機の時代です。
戦闘機もさらなる進化。マッハ3以上で超高高度を飛んだブラックバード、初代トップガンで有名な可変翼を持ったFー14トムキャット、垂直離着陸可能なシーハリアー、そこになぜかFー5Eタイガー2
Fー14、Fー5E、ハリアー、Aー10と漫画エリア88で活躍した数々ですね。
そしてステルスや第5世代戦闘機へ
ボーイング747はマリンジェットでした。
ホンダジェット、B787、そしてMRJ!
航空力学の解説コーナーは風洞使って分かりやすく解説されていました。
嫁さんが分かり易い!って言ったので、これ作った人は大成功ですね。
これは失速の解説。
先端技術実証機Xー2
現行のFー16ベースのFー2の次世代戦闘機の開発中です。Fー35を超える開発はできるのでしょうか。
B747政府専用機(前のもの)の貴賓室のモデルだそうです。
折角なら最新のB777のに更新すればいいのに。その辺が県営ゆえかな。
こんな造りになっていたそうです。
政府専用機が飛んだ訪問国。
旅客機は世界最大の旅客機のエアバスA380の解説。A380といえば、ANAのフライングホヌ。
コロナ前の2019年10月に乗りました。
一回200円でシミュレーターに乗れます。
ほかにも5~6種類ありました。
ゲーム機程度のものですが。
2階の展示は以上です。ここから1階へ降ります。1階は実機の展示です。
ウルトラライトプレーンです。
Tー33A高等練習機
初等練習機の次に乗るのがこちらですね(多分)レシプロからジェット機へステップアップ。
計器は少な目ですね。
こいつがジェットエンジン。
Fー104Jスターファイター
Fー15が配備される前の主力機で、冒頭のロック岩崎さんが空自パイロット時代にアメリカとの模擬訓練で当時最強と言われたFー15から撃墜判定を取った機種です。
三菱Tー2
国産の超音速練習機です。
一世代前のブルーインパルス機です。浜松の航空祭で墜落ししばらくブルーインパルスの活動が止まったものです。
このプラモデルを作って、天井からつり下げていたのですが、ある日糸が切れて落ちた翌月に墜落したので、すごく印象に残ってます。
Tー4よりシャープな機体は個人的に気に入ってました。
ブルーインパルス勢揃いです。
ここになぜか冒頭のロック岩崎さんのサイン色紙と模型が。22日は小松基地航空祭でブルーインパルスとエアロックが飛んだみたいです。
ブルーインパルスTー2の解説です。
ブルーインパルスのパイロットのサインがありました。ブルーインパルスのパイロットは3年毎に代わりますので、当時のパイロットなんですが、これ見たときに見覚えがあったんです。
以前の岐阜基地航空祭でブルーインパルスのキャップを購入して皆さんのサインを貰ったのですが
貰ったものと同じでした!!ちょっと感動的です。
Fー104より計器が増えてますね。
日本語で注意書がされているあたり、さすが国産ですね。
『ふむな』
エンジン内部の消火用でしょうか。以外にアナログですね。緊急時だからですね。
エンジン部分です。
エンジンアップ アドーア製(良く知らない)
この管が、スモーク用の管になってて、ここからスモーク用オイルを流すことでスモークになるようです。
アフターバーナーにすると熱で溶けてしまうため、アフターバーナー時にも管の冷却のためにオイルを流すそうですが、そのオイルが完全燃焼して火柱のようになるのが特徴でした。
Tー2のAB画像
Tー3初等練習機
今のTー7に変わる前の航空自衛隊パイロットになるために最初に乗る飛行機ですね。
ビーチクラフトEー33
こちらは航空大学校など一般の航空ライセンスを取得するために利用される機体ですね。
私が学生のころ、海外で航空ライセンスを取るときはこビーチクラフトで練習するプランがたくさんありました。
私の友人もアメリカでライセンスを取り、今は日本でビーチクラフトやガルフストリームのパイロットやってます。
ヘリコプター ベル47Gー2
ベストセラー機だそうです。
この機は中日本航空専門学校で使用していたそうです。中日本航空専門学校はパイロットへの道が絶たれた後に航空整備士になろうと、候補の一つにしていた所ですね。変なつながりがありました。
操縦桿がすごいですね。
次のコーナー
空のお仕事適性テスト
質問に答えると適性診断してくれるようです。
設問は嫁さんとは違いました。
えっ。びっくりでした。コンピュータにいかずに航空整備士やっても良かったのかもしれませんね。
嫁さんはケータリングスタッフだそうです。
料理に凝るのはこういう所だからでしょうか。
Tー4ブルーインパルスに乗った
Tー4に乗ることが出来ました!!来年デビューします!!
というのは嘘で、撮影ポイントでした。
結構本当に乗ってる感じがしますね。ヘルメットとかあると見間違いますよ。
YSー11シミュレーター
ここにはYSー11の本格的なシミュレーターがあり、予約制で一回500円で体験できます。
入口のロビーで色々と見ていると、受付の方が来られて、こういうのあるのですが、如何ですか?って声を掛けてくれました。二人でコクピットに座って操縦するというシミュレーターで二人で500円でした。
時間までYSー11シミュレーターの予習です。小松空港を離陸して一周回って着陸します。
コクピットの説明。操縦桿の操作方法とか。
YSー11は何度か乗りました。一番良く乗ったのは、ジェット化する前の羽田ー白浜間でした。山梨にいる頃に白浜のホテルに依頼されてサポートに行ったりその後も何度か。逆にジェット化してからは乗ったことがないかも?
説明聞いて操作して500円は安いですね。
時間になったので乗り込みます。
後ろには教官のコントローラーですね。
マジにガチなやつです。
なんだかワクワクします。
では座ります。当然私は左側の機長席へ、嫁さんは右のコパイ席へ。
うひょー!!感動!!
ちゃんと外の景色もモニタになっています。
当然計器も本物です。
まずは手順を説明してくれます。
離陸後にタイヤを格納します。
私『ギヤアップ』
嫁『ギヤアップ』
私『ラジャー』そんなやりとりもあります。
それではテイクオフです。
やったことは
無線機で離陸許可を交信
教官が代わりにOKを出して
クリアードテイクオフ!
スロットをMAXへ
操縦桿を引いて離陸
コパイにギアアップ指示
フラップを戻す
エンジン出力をノーマルへ
コースガイドに沿って上昇と舵取り
エレベータートリム(手前にあるホイール)の調整
3回90度ターンして、降下開始。
フラップ出して
コパイにギアダウン指示
マーカーに合わせて進入角を調整
タッチダウン
エンジンカット
タイヤブレーキ踏む
到着!
だいたいこんな感じでした。
やることが沢山あって、大忙しでした。本物のパイロットは凄いですね。
終わってから説明してくれた教官に私は航空大学校目指したことあるんですよって話をしたら、その教官は、僕も航空大学校行きたかったけどダメだったんで航空自衛隊からエアラインに行ったんですよって話してくれました。
当時は航空自衛隊から転職か航空大学校からしか定期航空会社のパイロットの道ははなかったですから。
YSー11は無事着陸出来ました。
売店
1階には航空関係や自衛隊グッズの売店がありました。
小松基地の売店で売っているものや、隊員が着ているシャツなども売っていました。
グローブとか使い易そうでした。
自衛隊のカレンダーと
303航空隊のステッカーとキーホルダー、B777のマグネットを購入しました。
元々はロック岩崎さんのピッツを見たかったのですが、めちゃくちゃ堪能しました。
ここは来て良かったです。何となく40年前の思いとか、久々に思い出したり、なんだか懐かしい気持ちになりました。